はじめに
ガレージを作った時に、自分で配線を引き回した事をキッカケに、『電気』について興味が湧いてしまいました。そこで、自分でも電気工事がしたくなり、第二種電気工事士の資格を取得する事にしました。
筆記試験の合否結果については、電気技術者試験センターで検索可能です。自己採点で合格ラインに達していたので、合否結果を調べませんでしたが、技能試験の受験票が届いた事により、筆記試験に合格してた事を確認出来ました。
第一関門突破!!!
第二関門は、『技能試験』です。これに合格すれば、第二種電気工事士の資格が習得出来ます。技能試験日まで、1ヶ月切ったので、そろそろ技能試験に向けて練習する事にしました。
技能試験について
技能試験は、スイッチなどの器具と配線を接続するだけの試験です。出題される試験課題は、全部で13問あり、その中から1問出題されます。
全国で統一の課題が出題されるではなく、試験地によって出題される問題は異なります。
NO.10の問題であれば、配線が4つだけですが、NO.9の問題だと、配線を8つ接続する必要があります。出題される問題によって難易度は変わりますが、どの問題が出題されるかは分からないので、満遍なく練習する必要があります。
工具について
技能試験に使用する工具は、貸出では無く、自分で用意しなくてはなりません。ネットで『第二種電気工事士』『工具』と調べれば商品が出てきますが、技能試験で最低限必要な道具は7つ。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ペンチ
- ストリッパー
- ウォーターポンププライヤー
- リングスリーブ圧着ペンチ
- メジャー
ドライバー、マイナスドライバー、ペンチ、メジャーについては、100均の商品でも構いません。ペンチについては、配線をカットする目的で使用するのですが、力を入れずにカットできるペンチも販売されているので、力に自信がない人、電気工事士を目指している方は、買っておくと良いでしょう。驚くほど簡単にカット出来ます。
ウォーターポンププライヤーは、ロックナットの締め付けに使うだけなので、値段が安い物でも問題ありません。
電光ナイフについては、使用しなくても作業可能なので、購入しなくても良いですが、購入しない場合は、ストリッパーは必須です。個人的には、ストリッパーを使った方が、作業時間が短くなったので、電光ナイフよりストリッパーを購入する事をオススメします。
リングスリーブ圧着ペンチは、刻印『◯』『小』『中』が最低限必要、刻印『大』は、試験には出ませんが、私は、刻印『大』も使える商品を選びました。
※電動工具は使用不可
配線、器具について
技能試験用の器具や配線は、ネットで販売されている商品を購入しました。ホームセンターでも器具や配線は販売されています。
複数回練習出来るキットも販売されていますが、金額が高いので、沢山練習したい人は、配線だけの商品を別途購入すると良いでしょう。
参考書
配線器具セットを購入しても、練習方法が間違っていたら意味がありません。そこで、技能試験用の参考書を購入しました。
この参考書は、複線図の書き方、配線の切り方、器具の使い方、写真付きの完成図など必要な事は、全て網羅されています。
特に、試験でやったら一発アウト(輪作り左巻きなど)の失敗事例が、写真付きで解説されているのが参考になりました。
練習方法
技能試験に合格するには練習あるのみ
人それぞれ練習方法は異なりますが、私の練習方法について紹介します。
最初に、必要な器具や配線をテーブルの上に用意します。次に、『施工条件』を確認して、複線図を書きます。複線図を書き終わったら、カットする配線の長さを書き込みます。例えば、VVF250mmとジョイントボックスの接続(+100mm)であれば、『350mm』と複線図に記入します。
カットする長さを書き終わったら、配線をペンチを使用して、カットしていきます。慣れてきたら、頭の中で計算しましょう。
技能試験時間は、40分と時間が短いので、同じ作業は、まとめてやった方が時間短縮になります。ただし、配線のカット数が多い場合、配線図通りの場所に、カットした配線を置いていかないと、配線をカットした後に、どこの配線か分からなくなってしまう事があります。
配線の長さを測れば、どこに使う配線かどうかを判別する事が出来ますが、時間の無駄になってしまうので、カットしたら、配線図通りに並べて置くと良いでしょう。
配線を切り終わったら、接続する器具やスイッチに合わせて、シースや絶縁被覆をストリッパーを使って剥いていきます。
最後に、差込コネクターとリングスリーブを装着して、参考書の完成写真と同じように配線を整えれば作業終了です。
配線を整える目的は、試験終了後に試験官がチェックしていくのですが、配線が汚いと、細かい所も見られてしまうリスクが増えます。
見た目をキレイにしておけば、パッと見るだけで、細かい部分はあまりチェックせずに、合格と判断される事もあるようです。試験官の目に付かないように、キレイに整えておいた方が無難です。
最後に
とりあえずNO1〜NO7まで練習したのですが、ランプレセクタブルとかは、同じ作業の繰り返しになるので、1から作るのが面倒になり、NO8からは、それまで出てきてない器具の接続だけやって、練習を終了しました。
個人的には1回分の配線だけで十分足りました。
無職vs国家試験まもなく完結!!
技能試験が待ち遠しい。
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