はじめに
電気、ガス、水道が使えない
災害はいつ起こるか分からないので、日頃から備えておく事が大事です。我が家は、防災グッズの中に、長期保存出来る水、防災用の食品も備蓄しています。
備えあれば憂いなし
先日、防災グッズの点検をしていたら、備蓄していた防災食品の期限が近い事に気が付き、災害用食品を食べてみる事にしました。普通に食べるだけでは楽しくないので、スクリーンテントを張って、キャンプ道具を使って食べてみる事にしました。
キャンプ道具
人生初キャンプでは、家庭用のカセットコンロで、お湯を沸かしました。私の車(ハイエース)は、荷物を沢山積載可能ですが、キャンプに行く時は、荷物をコンパクトにまとめた方が、楽な事に気が付きました。そこで、カセットコンロの代わりになりそうな商品や、キャンプに必要な道具も一緒に買い揃えました。
イワタニカセットガスジュニアコンパクトバーナー【CB-JCB】
屋外専用の商品です。テント内、車内などの狭い場所では、一酸化炭素中毒になる恐れがある為、使用しないようにしましょう。強風時は、バーナーの炎が本体に巻き込む恐れがあり、破損の原因になるので使用は避けましょう。他にも、注意事項があります。使用する前に、必ず確認しましょう。
イワタニジュニアコンパクトバーナーは、幅82mm、奥行き68mm、高さ109mmの収納ケースが付属しているので、持ち運びに便利。
コンパクトサイズ
組み立て方は、バーナー部分のゴトクを4箇所開いて、脚は3つ開くだけです。
収納時 使用時
10秒くらいで組立出来ます。
使用する燃料は、家庭用のカセットボンベです。カセットボンベなら、家に常備してあるし、電気やガスが使えなくても、ジュニアコンパクトバーナーがあれば、簡単にお湯が沸かせます。
低温時(5〜10℃)で使用する場合は、イワタニカセットガスパワーゴールドがお勧め。
ツマミ 点火スイッチ
反時計回りでガスが出ます。時計回りに回せばガスは止まります。ガスを出して、ツマミの後ろの点火スイッチを押せば、着火します。このままでも良かったのですが、社外品のアフターパーツも販売されていたので、一緒に購入してみました。
アウトドアブランドの『FUTURE FOX』のズレないパッドと防熱板です。
防熱板は、長時間バーナーを使用する時に、カセットボンベが熱くなるのを防いでくれる道具です。安全の為には使用した方が良いでしょう。防熱板の溝の裏側に、磁石が付いており、ジュニアコンパクトバーナーの溝に差し込めば、カチッと固定されます。
ズレないパッドは、ジュニアコンパクトバーナーに置くだけです。このパッドを使えば、マグカップなどの小さい物でも安定して物が置けます。
使用前 使用後
防風板(ウインドスクリーン)
数年前に、家庭用のカセットコンロを使用して焼肉をした時に、風が強くて、火力が安定しなかったのを教訓に、防風板(ウインドスクリーン)も購入しました。
防風板2つ購入 ダンボールで防風板作成
大きい防風板は、カセットコンロと組み合わせて使用可能です。大小2持っていると、用途に合わせて使い分けられます。
防風板 大と小 カセットコンロとピッタリ
CAPTAIN STAG ソフトレザーグローブ
薪を持ったり、ナイフを使ったりする時に、素手だと危ないので、ソフトレザーグローブも購入しました。
耐熱グローブではないので、燃えている物を掴む事は出来ませんが、ズレないパッドくらいなら普通に掴むことが出来ました。
耐熱用グローブ
ロゴス 防火シート
焚火をする時に、地面を保護する目的で、防火シートも購入しました。熱に弱いテーブルの上で、バーナーを使うと変形する場合があります。今回は、テーブルクロスとして使用してみましたが、テーブルが変形する事はなかったです。
SOTO フィールドチャッカー
サーモンやブリなどの刺身、お肉などの表面を炙ったりするのに便利です。火起こしにも使えます。
長期保存(災害用)食品
お湯又は水だけで、にぎらずできる携帯おにぎり(鮭)を食べてみます。5年保存可能な商品です。
開封したら、中に入っている脱酵素剤を取り出します。袋表面のシールを剥がすと、注水目安の赤印が付いているので、その位置までお湯or水を入れます(約67ml)。注水したら、チャックを閉めて20回振ります。これだけです。
お湯→15分で完成 お水→60分で完成
メスティンで米を炊くのも良いですが、こちらの商品の方がすぐに食べれます。
『いつでもどこでも美味しい防災食』のハンバーグ煮込みと豚汁も一緒に食べてみます。
湯煎する場合は、封を切らずに7〜8分温めます。皿に移し替えれば、電子レンジでも調理可能です。こちらの商品も5年間保存出来ます。
美味しい防災食6種(ハンバーグ煮込み、サバ味噌煮、肉じゃが、筑前煮、豚汁、きんぴらごぼう)防寒保温用アルミブランケット付き
美味しい防災食 7日分
「おかず・お惣菜・麺類 豪華21種類セット」
美味しい防災食 魚メイン6種類12食セット
実食
湯煎が終わったので、早速食べていきます。
『にぎらないおにぎり』から食べてみます。見た目的には、ギュッとなっていますが、食べてみると丁度良い感じでした。海苔が付いていないのが残念ですが、鮭の味もぼやけてないし、お湯だけでオニギリが作れる事に感動しました。
続いて『豚汁』を食べてみます。寒い時は、やはり汁物が欲しくなります。写真を見て頂ければ伝わると思いますが、具が沢山入っています。野菜のシャキシャキ感も残っています。スープは薄めなので、濃い味が好きな人には少し物足りなさは感じるかもしれません。病院食みたいなイメージに近いかな。
『ハンバーグ煮込み』も食べて行きます。一口食べると、少しコンビーフのような味がしました。歯応えは普通にハンバーグです。ソースはタップリ入っているので、パンにつけて食べても良いかもしれません。
アレンジレシピ
フライパンで目玉焼きを作ります。目玉焼きには、クレイジーガーリックをかけました。ハンバーグもフライパンに移して、少し焼き目を付けます。ハンバーグの上にチーズをのせて、フィールドチャッカーを使って炙っていきます。最後に、サラダを添えればロコモコ風ワンプレートの完成です。
黄身とチーズとデミグラスソースのハーモニーは堪りませんでした。そのまま食べても、まあまあ美味しいですが、アレンジしたら美味しさアップします。
最後に
消費期限が近くなった長期保存食品を、キャンプ道具を使って食べてみましたが、想像していたより美味しかったです。個人的には、携帯おにぎりが一押しです。
これから先、災害が起こらないとは言い切れないので、また長期保存食品を防災バックに入れておきます。コンパクトなキャンプ道具は、災害時にも役に立つので、防災グッズと一緒に常備しといても良いかもしれません。保存水も忘れずに備蓄しておきましょう。
FUTURE FOXの商品には、おまけでステッカーが付いていたので、ポータブル電源に貼っておきました。ポータブル電源も、停電時に便利に使えます。
1002whの大容量のタイプであれば、車中泊にキャンプに災害に重宝するでしょう。