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【ドライアイ治療薬】ムコスタとジクアスの違いって何?

薬剤師
この記事は約7分で読めます。
この記事の内容

ドライアイ治療薬のムコスタとジクアスの特徴と違いについてまとめてあります。



ドライアイとは

長時間の編集作業の影響からか、ドライアイになってしまいました。

最初にドライアイについて簡単に説明します。
ドライアイとは、目の乾燥に伴う視力の異常です。
その名の通り、目が乾いたり、疲れやすいといった
症状が特徴です。ドライアイは高齢者に多く、
子供は少ない傾向があり、性別では女性の方が多いと
されています。

原因

加齢により、涙のバランスが崩れ目の表面に定着しなくなる事
が主な原因です。

最近ではスマートフォンの普及により長時間使用する人も増え
ており、コンタクトレンズの長時間装着が原因で発症する人な
ど、高齢者でなくても比較的若いうちからドライアイを発症す
る人も増えてます。

環境要因としては、空調(エアコン)によるものなども挙げら
れます。

症状

目の渇きや疲れやすいと感じたらドライアイかもしれません。
涙のバランスが崩れると、視界がボヤけたり、ものが見えにく
くなったり、視力が落ちる事もあります。

治療

基本的には点眼薬を使用します。表面の傷を修復する点眼薬
(ヒアレイン)涙の分泌を促す点眼薬(ムコスタ、ジクアス)
があります。

それでも治らない場合は、目頭にある涙点と言われる穴を、
小さなシリコン製のプラグ(栓)で塞いで涙の流出を止める
治療方法もあります

正しい目薬の使い方

目薬使ってパチパチまばたきしてるけど治らない。すぐこぼれるのでもう一回使っている。

目薬の使用方法が間違ってる•••

皆さんは何が違うか分かりますか?
正しい目薬の使用方法

目薬を使用した際にパチパチとまばたきしている人いませんか?

これは誤りです。目薬を使用した直後に、まばたきをしてしまうと、涙管から薬が流れ出て薬の効果が十分に得られません。

正しい目薬の使用方法は、点眼後に目頭を軽く抑えるか、しばらく薬液を全体に行き渡らせる為に目をしばらく閉じておく必要があります。目安としては1分〜5分程度は閉じておくと良いでしょう。

点眼した後に目を閉じると薬液が溢れる事があります。

目薬が入っていないと感じ、2回くらい使ってしまう人もいます。これも誤りです。そもそも、目に保持できる液体の量は点眼薬一滴よりも少なく、沢山使っても溢れるだけで意味はありません。

MEMO

眼の中に入る液体の量は20〜30μL程度です。点眼液は一滴で40〜50μLなので普通に点眼すると溢れます。溢れた点眼液はティッシュで拭き取れば大丈夫です。一滴で十分効果が得られるので、溢れたからといって、何回も点眼する必要はありません。

『点眼してから目を閉じると良いです』と説明していましたが、5分間も目を閉じてる人ってどれくらいいたのかな?

ムコスタとジクアスの違い

どちらも適応症は『ドライアイ』です。

涙の成分であるムチンや水分を増やして、涙の状態を改善する
作用があります。

ドライアイに使用されるヒアレインは、水分保持作用があ
り、乾燥を防ぐ為に使用されます。

MEMO
★効果を求めるならムコスタやジクアス

★速攻性を求めるならヒアレイン
大体こんなイメージで理解しとけば大丈夫です。

ヒアレインとジクアスの両方処方される事もあります。

用法・用量


ムコスタは1日4回(1回1滴)
ジクアスは1日6回(1回1滴)


1日4回なら朝昼夕寝る前と使うタイミングが分かり易いです。
1日6回だと4時間毎に点眼しなくてはいけません。

回数が増えれば忘れる人も増えてしまうので、


点眼回数だけで見るとムコスタの方が手間が少ない。

副作用

ムコスタは苦味や霧視が多く報告されています。

これは、成分そのものに苦味があるからです。点眼薬は白く
濁っている為見にくく感じる事(霧視)があります。


ジクアスは刺激感が代表的な副作用ですが、7%くらいな
ので刺激感を感じる人はそんなに多くありません。
刺激感については、pHの浸透圧で確認可能
ムコスタ
pH:5.5〜6.5 浸透圧比0.9〜1.1

・ジクアス
pH:7.2〜7.8 浸透圧比1.0〜1.1ヒアレイン
pH:6.0〜7.0浸透圧比0.9〜1.1

点眼薬のpHと浸透圧比

目薬は人間の涙と性質が近い方が使用時の刺激感が少ないと言わ
れています。

その際に基準となるのが『pH』と『浸透圧比』です。

人間の涙は中性でpHは7.5付近です。

その為、目薬のpHが中性(pH6.0〜8.0)であれば一般的に刺激
感は少ないです。

涙の浸透圧比は生理食塩水と同じ1.0(等張)なので、

ムコスタもジクアスも浸透圧比的にはほぼ刺激感を感じる事は
少ない事が分かります。


ムコスタもジクアスもそんなに刺激感は多くない事がなんとな
く理解できればそれでOKです。


刺激感を感じやすい点眼薬の代表例として、

アレルギー点眼薬のインタールが有名です。

pHは4.0〜7.0、浸透圧比は0.25なので、
人間の涙と比較すると浸透圧比が1.0より離れているので、
目薬を使用した直後に刺激感を感じやすい目薬です。

私は、2weekのソフトコンタクトを使用していますが、
コンタクト洗浄液の中にpH調整剤が入っています。

pH調整剤のおかけで洗浄後も違和感なく使用できるのです。


ワンポイントアドバイス

インタール点眼薬でも、一回使い切りタイプの『インタール点眼薬UD』の浸透圧比は1.1でインタール点眼薬よりは刺激感が少ない目薬です。インタール使用中の人で刺激感が気になるなら、一回使い切りタイプのUDに切り替えする事で改善するかもしれません

ソフトコンタクトレンズの吸着

ムコスタは有効成分の『レバミピド』がソフト
レンズに吸着する
性質があります。使い捨てやハードコンタクトは装着したまま
使用可能ですが、2weekなどのソフトコンタクトで
目に違和感が生じた場合は、外した方がよいです。





ジクアスは添加物の『塩化ベンザルコニウム』を使わない
製剤に変更されたため、ソフトコンタクトレンズ使用中の
人にも使えます。

どっちが効果あるの?

残念ながらムコスタとジクアスを直接比較したデータはあ
りません。点眼回数や使用感やコンタクトレンズの有無に
よって使い分けられている事が多いです。

実際に出題された薬剤師国家試験問題

薬剤師国家試験91-139

ヒアルロン酸ナトリウムは、眼球乾燥症候群(ドライアイ)やスティーブンス•ジョンソン症候群に伴う角膜上皮障害の治療に点眼で用いられる。

正しいか誤っているか?

正解は『正しい』

薬剤師国家試験では眼科領域の問題は私の時代は少なかったです。薬物名と散瞳、縮瞳の違い、分類(緑内障や白内障の違い)くらい分かっていればどうって事はありません。

眼科の門前薬局の仕事

ドライアイの患者や緑内障、白内障の患者ってこんなに沢山
いるんだなと思ったのが最初の印象です。

仕事内容としては、ひたすら目薬を出すだけです。

病院では一箱10本入りの目薬を購入する事が殆どでしたが、
眼科の門前薬局は50本入りの箱で購入する事が多いです。

目薬を付属の袋に詰める作業が面倒だったかな。

空いた時間があれば50本入りの目薬を袋に詰める。
袋に詰めたら箱に戻す。この繰り返し。

花粉症シーズンはアレジオンとかの抗アレルギー点眼薬の処方
が増える程度で、一包化することなんて殆どないので、楽と言

えば楽な方です。

最後に

ドライアイ治療薬について簡単にまとめました。

ドライアイの原因は加齢によるものもありますが、長時間TV
や読書、スマートフォンの使用も原因になります。

目薬を使っていても生活環境を改善しなければ改善しない事も
あります。


目が疲れやすかったりかすんだりした場合は早めに眼科に受診
すると良いでしょう。

たまには目を休ませてあげて下さい。

新米薬剤師へ

患者さん
患者さん

問診票書くの面倒だし、いちいち聞かれた事話すのめんどくさいなあ。

『早くしてよ』

薬局で働いているとこんな経験も一度はあるのではないでしょ
うか。

薬剤師は必要な情報を提供する義務があるので、色々聞きたい

事はあると思います。

ただし、患者との信頼関係を築けなければなんの意味もありま
せん。

薬剤師として働くなら、一人一人の患者さんとしっかり、
向き合うべきですが、臨機応変に対応する事も必要です。

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