リフトアップ

10年前から『TOYOTAハイエース 200系1型』に乗っていますが、フロントは、トーションバーを締め上げて高さを調節し、リアはロングシャックルを使用して2インチアップしています。
ESSEXのオーバーフェンダーも付けているので、横幅が4ナンバーサイズで収まらないため、1ナンバーに構造変更しています。
【4ナンバーサイズ】
長さ→4.7m以下
幅→1.7m以下
高さ→2.0m以下
排気量 2000cc以下(ディーゼル車は無制限)
※1つでも超えると1ナンバーになります。
リフトアップすると乗り降りは大変ですが、高い目線で運転出来るので、長距離運転でも疲れ知らずで、のんびりと走る事が出来ます。

70ランクルと比較してもご覧の通り。

未舗装も安心して走破可能です。

現在の足回りの状況ですが、UIvehicleのリーフスプリングとスタビライザーを装着して、ショックアブソーバーは、『ビルシュタイン』を使用してます。
リフトアップのデメリット

トーションバーを締め上げて車高を上げると、ショックアブソーバーのストローク量が足りなくなります。
安定した舗装道路を走るだけなら、ノーマル車高用のショックアブソーバーでも問題無いのですが、凸凹した場所をスピードを落とさずに突っ込むと、下から突き上げるような衝撃が車内に響きます。
段差を乗り越える度に、『バンッ』と大きな衝撃が走るので、ファミリーカーとして使えなくなりました・・・。

ハイエースをこれから買う予定の方は、ハイエースの車高を上げたり下げたりせずに、ノーマル+αくらいのカスタムに留めておいた方が良いのかもしれません。
リフトアップ対策(激安)

お金をかけずにショックアブソーバーのストローク不足対策をしたいなら、『ショック延長ブラケット』という部品を使う方法があります。
こちらの商品を使用すれば、ショックのストローク量を50mm確保する事が出来るので、新しいショックアブソーバーを買わなくてもストローク不足を補えます。
レビューを見てる限りでは、フィッティングは微妙みたいですが、コスパは良い商品です。
純正ベースでカスタムするなら、新型ハイエース(ダークプライムS)の改良されたショック+延長ブラケットの組み合わせで使用したら面白いかもしれません。
リフトアップ専用ショック
SBM 2024ファイナルに行った時に、色んなハイエースを見てきたのですが、『上げ系カスタム』より『下げ系カスタム』の方が人気でした。
せっかくの機会だったので、SBMに出展していたESSEXなどのカスタムメーカーの担当者にも聞いてみたのですが、リフトアップ用のショックアブソーバーの開発予定は無いとの事でした。
ネットで検索しても、2インチリフトアップ対応のショックアブソーバーは少ないので、ロングシャックルで中途半端にリフトアップするのではなく、100万くらいかけて、3インチor6インチリフトアップした方が良いのかもしれません。
3インチor6インチアップ用カスタムキット
色々悩んだ結果、コスパが良い『ハチハチハウス』のハイマックスショックアブソーバーを試してみる事にしました。

HiMAXの特徴

ビルシュタイン純正車高用のショックアブソーバー
→フロント43cm、リア57cm
HiMAXショックアブソーバー
→フロント47〜48cm、リア58.5〜59cm
※素人採寸です。
2インチアップまで対応しているHiMAXショックアブソーバーの長さを測ってみましたが、ノーマル車高用のビルシュタインのショックアブソーバーよりも長くなっております。



早速ハチハチハウスのHiMAXショックアブソーバーをハイエースに取付しました。
足回りのオレンジカラーが良い感じです。
走行テスト
硬さの違いを分かりやすくするために、設定1(ソフト)と設定8(ハード)の状態で走行テストしました。
舗装された道路では、ソフトでもハードでも乗り心地に大きな違いはありませんでした。
【ソフト設定】
ふわふわしてるので、人によっては乗り心地が悪いと感じる人といるかもしれませんが、凸凹道をスピードを落として走る分には快適に走れます。
ブレーキ操作時は、前荷重になり過ぎる事で、挙動が不安定になり、静止までの制動距離が長くなります。
【ハード設定】
ソフト設定と比較すると、段差を乗り越える時の振動音が車内に響きやすいです。
ハンドルと車体の一体感がある為、悪路走行時のショックの動きは良好で、ブレーキ時も挙動が安定してるので、静止するまでの時間は、明らかに短くなっています。
総評
ビルシュタインのショックアブソーバーからHiMAXのショックアブソーバーに変えてみましたが、ダイヤル操作だけで簡単に硬さを調整出来るのは便利でした。
突き上げ感に関しても、スピード出して凸凹路面や段差に突入すれば、多少車内に音が響き渡りますが、ビルシュタインで感じていたフロントの突き上げ感は軽減しています。
ハードモードにして悪路を走ると最高に楽しいです。
リフトアップ用のショックアブソーバーに買い替えを検討しているなら、コスパも良いし個人的にオススメです。
YouTube
舗装道路、悪路で乗り心地や車内に響く振動、音の違いなどを紹介していますので、気になった方がいればご覧下さい。
チャンネル登録もお待ちしています。