長距離運転
ハンターカブで『カブミーティング』に参戦してるのですが、帰宅後に疲労感を感じる事が多かったので、長時間運転しても翌日に疲れが残りにくくにする目的で、『バックレスト』を購入する事にしました。
バックレスト選び
私のハンターカブの純正キャリアには、タンデム出来るようにSP武川のピリオンシートを装着しているのですが、同じメーカーの商品の方が統一感を出せるので、SP武川のバックレストキットが候補の一つになりました。
ハンターカブの純正シートは、加速時やブレーキング時に、前後に座る位置が微妙にズレる事が多いのですが、こちらの商品に腰を付けておけば、後方にズレる事は無くなりそうです。
クッションが小ぶりなので、見た目はスッキリした印象です。
続いて検討したのが、リアキャリアとサイドキャリア（サイドバッグステー）と同じメーカーの『R-SPACEのバックレスト』です。
R-SPACE のバックレストは、ロータイプ（1.06kg）とハイタイプ（1.9kg）の2種類販売されています。
ロータイプのバックレストは、SP武川の商品よりも高い位置にクッションが来るので、腰用のサポートとしても使えそうです。
ハイタイプのバックレストは、取付する向きによって、運転席用と後部座席用に使い分ける事が出来ますが、重量はロータイプより重くなります。
ハイタイプのバックレストの場合、前後に調整出来るアジャスタブル機能もついており、自分の好みの位置に調整出来そうだったので、こちらの商品を買う事に決めました。
アジャスタブルバックレスト
R-SPACE のアジャスタブルバックレストは、JA55/65共通の商品で、純正キャリアにナットとボルトで固定するだけの商品です。純正キャリアは左右で厚みが異なる為、右側だけ付属のプレートを間に入れて固定します。
取付位置は、キャリア中央ぐらいにある溶接箇所の後ろくらいが正規の固定位置となっています。試しに前方に取付を試みましたが、キャリアの下側に紐などを固定する突起物が付いており、ボルトとナットの間に入れるカラーが干渉してしまうので、取付は出来ませんでした。
ボルトを細いものにしたり、カラーの厚みを薄いものに変更すれば、前方にも固定可能かもしれません。通常の位置で固定した場合、クッション部分を垂直にすれば、大人2名乗車も可能ですが、1段階後ろに傾けてしまうと、体重80kgの人だとお腹が窮屈になってしまうので、タンデムは難しいです。
小学生くらいまでの子供であれば、ジェットコースターの安全バーみたいな感じで使えるので、ブレーキ時に子供のヘルメットが背中に突き刺さったりする事は無くなります。
普段子供とタンデムする時は、タンデムベルトのベルトに付いている紐を掴んで貰ってましたが、走行中もフニャフニャした感じでしたが、アジャスタブルバックレストのクッションの横のパイプ部分を持つ事が出来るようになった事で、タンデムグリップとしても使えるようになりました。
左右中央にある六角ネジを緩めれば、簡単に角度調整が可能ですが、ストッパーが付いているので、それ以上は倒せません。
可動域については、以下の2枚の写真を参考にして下さい。
後方に倒せば、キャンプバックなどの荷物押さえとしても使えそうです。
前側に倒せば、腰用のサポートとしても使えます。個人的には、腰より上に当たるくらいが丁度良い感じでした。
アジャスタブルバックレストを取付する前は、モトボワットBBの蓋部分が180°開閉していましたが、取付後は90°の位置で止まるようになり、風で蓋が煽られ無くなったのは以外と便利でした。
メリット＆デメリット
アジャスタブルバックレストを取付するメリットとしては、信号待ちの状態で背中を預ける事で、安定した状態で待機出来るのと、バックレストを使ってストレッチが出来るので、長距離運転時の疲労感の蓄積が軽減出来ます。1段階後方に倒しておけば、いつも通りのライディング姿勢を保てるし、自動車でシートを傾けて乗っている人であればベストポジションで運転可能です。
休憩中も肘置きとして使えます。
デメリットは、アジャスタブルバックレストを後方に傾けると大人2人のタンデムが難しくなるのと、固定位置が限られているので、延長キャリアの種類によっては、干渉してしまう恐れがあります。
最後に
長距離運転時の疲労蓄積軽減目的にR-SPACE のアジャスタブルバックレストを取付しましたが、R-SPACE の延長キャリアやサイドバックサポートとの干渉は無く、信号待ちや休憩中にリラックスして乗る事が出来るので、疲労軽減目的であれば、ハイタイプを購入しても満足出来ると思います。
R-SPACE アジャスタブルバックレストの購入の参考になれば幸いです。
