Googleからメール
3月10日『The YouTube Team』よりメッセージが届きました。 YouTubeで収益化している人にメッセージが届いたようです。タイトルを見ると、一瞬戸惑いました。
【重要】YouTubeでの収益に対する税の取り扱い変更についてのお知らせ
重要?収益に対する税の取り扱い変更?
寝起きでメールを見たので、内容が全然入ってこない。とりあえず、朝食を食べてからやろうと決めましたが、食後には、メールの存在をすっかり忘れてしまいました。
3月11日(翌日)に、YouTubeに動画をアップする為に、YouTube studioを開いたら、赤枠でメッセージが出ていたので、メールの事を覚え出しました。

とりあえず『税務情報』を提出する必要があるらしいので、メールをよく見てみる事にしました。
メールの内容
Google先生からのメッセージを簡略化すると以下のように書かれていました。
2021年6月くらいに、米国以外に住んでいるクリエイターの支払いから、米国の源泉徴収税を開始するよ。
控除する税額を知りたいので、AdSenseから税務情報を提出して欲しい。
2021年5月31日まで提出しないと、収益から24%控除しちゃうよ。
つまり、税務情報を提出しないと、収益が24%減らされます。これは、米国の視聴者からロイヤリティ収益を得た場合に、米国内国歳入法第3章に基づいて、IRS(米国の税務当局)に報告が義務付けられている為です。
日本人向けに動画を作っていても、100%日本人が見るとは限りません。私のチャンネルも、アナリティクスを見ると、海外からの視聴もあります。つまり、日本人向けに作っていたとしても、米国の視聴者から収益を得る場合があるので、必ず税務情報を提出する必要があるのです。
源泉徴収されるかは人により異なる
米国に在住→すでに米国での税務情報を提出している場合、Googleから源泉徴収される事はない。ただし、AdSenseで税務情報を提出する必要はある。
米国外に在住→源泉徴収率は0%〜30%
【アカウントがビジネスの場合】
①米国内に居住→全世界総収益の24%が控除
②米国外に居住→米国で得た収益の30%が控除
【アカウントが個人の場合】
全世界の総収益の24%が源泉徴収される。
税務情報提出
税務情報提出については、ヘルプページに全てやり方が記載されています。
手順は以下の通りです。
- AdSensアカウントにログイン
- 【お支払い】クリック
- 【設定を管理する】クリック
- 【お支払いプロファイル】までスクロール→【米国の税務情報】の編集アイコンをクリック
- 【税務情報の管理】クリック
- ガイドに従って入力する
※変更が生じた時は、再度編集して入力が必要です。
実際に税務情報を入力していきます。
上記に記載した通り、入力内容は人それぞれ異なります。税務情報の入力の1例としてご覧下さい。
①税務情報の追加をクリックします。
◯個人にチェックをいれて、次へをクリックすると、以下の質問項目が出てきます。
米国民であるか、米国に居住していますか?
日本に住んでいるので、
◯いいえにチェックして次へをクリックすると、W-8納税申告用紙タイプを選択の項目が出てきます。
W-8BENを選択して、W-8BENフォームの記入を開始するをクリックする。
個人名はローマ字で入力しました。
例)Taro Youtube
国籍は日本を選択します。
外国のTIN(納税者番号)は、マイナンバーを入力します。入力したら、次へをクリックします。
続いて住所の入力です。
お住まいの国や地域:日本
郵便番号:入力
都道府県:タブの中から選ぶ
市区郡:ローマ字入力
住所1行目:町名等をローマ字入力
住所2行目:番地をローマ字入力
続いて、【租税条約】の項目について入力していきます。
租税条件下で源泉徴収に適用される軽減税率の請求を行っていますか?
◯はい にチェックを入れて、日本を選ぶ。
特別な料金や条件の項目もチェック入れていきます。
サービス(AdSense)
条項と段落→第7条第一項
源泉徴収率→0%(軽減税率)
映画とテレビ番組(YouTube、GooglePlay)
条項と段落→第12条第1項
源泉徴収率→0%(軽減税率)
条件を満たしている理由にチェックを入れる
その他の著作権(YouTube、GooglePlay)
条項と段落→第12条第1項
源泉徴収率→0%(軽減税率)
条件を満たしている理由にチェックを入れたら、次へをクリックする。
書籍のプレビュー
□作成された税務書類を確認したうえで、私が知る限り、その内容が真実で正しく、完全であることを誓約します。
→チェックを入れたら次へをクリック
戸籍上の姓名を入力する。
例)Taro Youtube
署名欄に記された人物はご自身ですか?
◯はい、私は署名欄に記載された人物〜にチェックを入れたら次へをクリックする。
※代理人、弁護士、委任代理人、執行者、後見人、保護者→◯いいえをチェックする。
米国内で行なっている活動とサービス、および宣誓供述書
・米国内で行なっている活動とサービス
→何もやっていないのでいいえを選択。
・税務上の地位の変更に関する宣誓供述書
→◯お支払いを受け取った事がない新規または既存のお支払いプロファイルの税務情報を提出しますにチェックを入れる。
税務情報の管理
新しいフォームを送信を押す。
これで『税務情報』の提出は終了です。
最後に
The YouTube Teamからの重要メールは、放置していると収益が減ります。税務情報の入力期限は、2021年5月31日までとなっています。YouTubeを収益化している方で、まだ税務情報を入力していない方は、忘れないうちに入力する事をオススメします。