生コンクリート投入
ミキサー車から一輪車に生コンクリートを入れたら、人力で木枠の中に運びます。生コンクリートを入れるだけでは、隅々まで敷き詰められません。そこで、コンクリートバイブレータという工具を使います。この工具は、振動を与える事で、生コンクリートを隙間なく充填するための工具です。
生コンクリート入れる→コンクリートバイブレータ使う。この作業の繰り返しです。
表面を左官ゴテを使用して平らにして、1日放置します。
放置後
1日経てばカチカチに固まります。固まったら木枠を撤去します。
基礎立ち上げ
基礎の土台が完成したら、次は『基礎の立ち上がり部分』を作っていきます。今回立ち上がり部分は、専用の型枠を使いましたが、木枠でも作れます。
型枠が設置されると、ガレージの大きさがなんとなく分かります。
型枠を設置する時は、位置がズレないように、両サイドからしっかり固定します。
場所によってはコンクリートにも釘が刺さるケースもあります。
ドアを設置する場所は、内側に木枠を入れて置きます。
生コンクリート投入
ミキサー車からポンプ車の後部へ、生コンクリートを移します。これで、ポンプ車のホースから生コンクリートが出てきます。生コンクリートを入れたら、左官ゴテで表面をキレイにします。
アンカーとネジを固まる前に差し込みます。
生コンクリートを入れ終わったら、天端レベラーを水と混ぜます。天端レベラーは、生コンクリートの上から注入して、表面仕上げするものです。水と混ぜたら、生コンクリートの上からバケツで流し込むだけです。
天端レベラーをネジが埋まるまで入れます。これで、基礎立ち上げが終了です。生コンクリートが固まるまで数日間放置します。
生コンクリート乾燥終了
生コンクリートが乾いたら、型枠を外していきます。
型枠が外れると基礎が出てきます。
土間コンクリート
住宅の場合は、下(床)からの湿気を抑える目的でビニールシートを被せるのが普通ですが、ガレージの場合は、どちらでも良いそうです。ガレージ内に部屋を作る場合は、ビニールシートを使うと良いでしょう。ビニールシートを施工したら、ホームセンターでも売っているワイヤーメッシュを置いていきます。
レーザーで位置出しを行い、入り口部分の段差の部分に、金物を溶接で設置していきます。
この金物はオリジナルで作成してもらいましたが、金物を取付しなくても問題ありません。段差部分の見た目がちょこっと良くなるアイテムです。溶接が終わったら、生コンクリートを隅々まで流し込んでいきます。
生コンクリートを流し込んだら、表面をキレイにしていきます。
乾くまで放置しますが、人や車が入らないように対策は必要です。
まとめ
既存コンクリートを撤去し、ガレージの『基礎』が完成しました。生コンクリートの特性的に、夏の時期はすぐに固まってしまい、ヒビ割れが発生するリスクが増えるそうなので、4月くらいから施工出来ると良いでしょう。基礎施工までかかった時間は、約1ヶ月。費用は約120万円かかりました。
次は、ガレージの骨組み作りです。