ユーロ物置
ホームセンターに置いてあるイナバ等の日本製物置は、ドアの開閉がスムーズかつ、機能面もバッチリなのですが、見た目が『THE物置』って感じで、家がオシャレでも、庭や車庫の近くに、物置が置いてあると、一気に雰囲気が台無しになります。
戸建てに引越してから、外で使う趣味道具も部屋の中に置いていましたが、子供が成長すると邪魔になるので、物置が欲しくなりました。
最終的に辿り着いたのが、オーストラリア製の『ユーロ物置』です。
見た目がお洒落で、サイズも豊富にあります。ガレージとして使ったり、作業ベースとして使ったり、窓やドアを追加したり、様々な使い方が出来ます。
せっかくなので、ユーロ物置を購入〜組立、設置まで、DIYでやってみる事にしたので、作業工程などを紹介します。
ユーロ物置購入
ユーロ物置を購入する方法は、大きく2つあります。
①輸入代理店で購入(フォローバッチリ)
②ネットで購入(ポイントが溜まる)
どちらを選んでも大丈夫です。
輸入代理店で購入するメリットは、有償で検品作業を依頼出来たり、アフターフォローはバッチリです。ステンレスのビスも無料で貰えました。
輸入品なので、コンテナの都合により、納期が数週間かかる事もありますが、輸入代理店の場合、まとめて発注しているそうなので、すぐに欲しい方は、輸入代理店に問い合わせしてみるのも良いかもしれません。タイミングと在庫があれば、すぐに手に入ります。
ネットで購入する場合は、ポイントが溜まりますし、自分で組立が出来なくても、全国各地で施工出来るお店があるので、外構業者に依頼しても良いと思います。最近は、商品を自分で仕入れた場合でも、施工してくれるお店も増えてきています。
土台について
ユーロ物置は、パネルを組み合わせて物置にするパネル構造を採用している為、床がありません。その為、コンクリートで基礎を作るか、木製の土台付きの商品を購入する必要があります。
コンクリートにするか、木製の土台にするかは好みで選んで下さい。他の設置方法も紹介されていますが、耐久性を考え、コンクリートの土台にしました。
検品について
ガレージを作った時に、アメリカ製のシャッターを取付したのですが、ローラーが1つ不足しており、シャッター取付が遅れた経験があるので、ユーロ物置の組立部品が全て揃ってるか、開封するまで分からないのが不安要素でした。
自分で購入して、外構業者に施工を依頼する場合、部品が不足していた場合、職人の日当など、余分な費用が発生する可能性もあります。
このリスクを減らすには、輸入代理店が行っている有料オプション(¥5,700円)の事前検品サービスを利用すると良いでしょう。
輸入代理店に検品依頼する場合、パネル部材の違いや、明らかな破損や色違いなどの確認はしてくれますが、アンカーや小物の確認や、輸送時に伴う傷については、検品サービスに含まれていません。
費用を節約する為に、自分で検品作業をしましたが、それなりの作業スペースが必要です。ガルバニウム合板のパネルは、ダンボールに重ねられた状態で入っていますが、2人で運ばないと、重ねた時に傷が入りやすくなります。
検品方法詳細については、動画で解説していますので、有料サービスを使用するかどうが判断に迷う方は、一度ご覧下さい。
動画では、検品作業をスムーズに行う方法についても紹介しています。
必要な工具
ユーロ物置を購入しましたが、業者に依頼するか、DIYで作るか悩みました。一応、業者に見積もりをしてもらいましたが、金額は・・・55,000円。職人2人分の日当と考えれば、それくらいの金額になるかもしれませんが、倉庫の1/3の価格を出すのは、個人的に高いと判断して、自分で作る事に決めました。
DIYで作る場合に必要な道具は、『インパクトドライバー、ドリル、振動ドリル』の3つです。丸鋸もあると便利かな。
インパクトドライバーは、プロが使用する18Vではなくても、14.4Vの商品で大丈夫です。
パネルに穴を開けるための鉄工用ドリルと、アンカー設置用の鉄工用ドリル、コンクリート用ドリルの3種類必要です。三菱マテリアルの鉄工用ドリルは、切れ味が良いのでオススメです。作業中に折れる事も想定して、2本は用意しておくと良いでしょう。
アンカー固定用のドリルについては、セット商品を購入しました。
アンカー工事もDIYでしたので、振動ドリルも購入しました。DIYレベルだと、電源コード付きのタイプが安くて良いかな。
振動ドリルの使い方は、以下の動画をご覧下さい。
パワーもあるし、ブレも無く、素人でも使いやすい振動ドリルでした。
ユーロ物置の作り方
基本的な構造は、パネル(ガルバニウム合板)とスナップタイトシステムと呼ばれるレールをはめ込んでいくだけ。
倉庫の種類によりますが、3008k2の場合、横幅が約3mあるので1.5mと1.5mのレールをCSJと呼ばれる接続部品を使用して、3mのスナップタイトシステムを作る必要がありますが、穴開けしてビスで固定するだけなので、誰でも簡単に作れます。
パネル組立については、以下の動画をご覧下さい。
4枚のパネルと天井パネルが出来たら、パネルをビスで固定すれば出来上がり。作業内容的には、パネル組立と変わりません。
1人で組立するなら
輸入代理店も、2人で作る事を推奨していますが、孤独に生活しているので、誰も手伝ってくれません。1人で組立すると、手が足りないので、『パネル立てる君』を作りました。
余っていたツーバイフォー(2×4材)をビスで固定しただけです。
パネル立てる君を使えば、一時的なパネル置き場としても使えます。これで、ゆっくり自分のペースで施工出来るし、地震が起きても、ガレージ内に停めてある車に直撃する事は免れます。
前面パネルを、パネル立てる君に置いた状態で、側面パネルを取付すれば、1人でも作業出来ました。パネルを持ちながらビスを留めるのは、結構大変です。
ドアパネル組立
ドアパネルの組立については、裏側に筋交をビスで固定したり、落とし棒などの部品を取付していくだけなので、作業的にはそこまで難しくありません。
ドアパネルが出来たら、全てのパネルをビスで合体させていきます。
パネルを組み合わせる時は、風が弱い日にしましょう。風が強い日に作業すると、パネルがグラグラして危険です。
最終工程で気をつけるべき事は、前面パネル(ドアを取付するパネル)の上下の向きを間違えないように注意する事くらいで、それ以外に難しいと感じた事は無かったです。
アンカー固定
付属のアンカーは、穴が2つ空いているほうが床側になります。この2つの穴ですが、基本的には、壁側に近い方の穴を使います。手前の穴については、アンカーが固定出来ない場合に使用すると良いみたいです。
我が家の場合は、基礎の中に汚水マスを埋め込んだので、アンカーの位置を少しズラして固定しました。
アンカーを固定する前に、角の部分はキッチリ合わせましょう。
強風時にバタバタしないように、落とし棒用の穴を振動ドリルを使って、穴を空けました。
令40条対策
海外のパネル物置を日本の法律に合わせるためには、内部に柱を設置する必要があるみたいで、法律対策用の木材もユーロ物置と一緒に届きます。
物置のサイズにピッタリと思いきや、木材のカットが必要でした。丸鋸orノコギリを使用して、物置の高さに合わせて、カットして使いましょう。
木材がある場所に、外からビスを打ち、倉庫と一体化させます。柱を設置すれば、令40条対策は終了です。
最後に
ユーロ物置をDIYで組立してみましたが、ビスで固定していくだけなので、プラモデル感覚で作れました。私のような素人でも簡単に作れたので、皆様も出来ると思います。
実際に使ってみた乾燥ですが、大雨の日でも、雨漏りする事も無く、物置として問題無く使えています。部屋がスッキリしたのは言うまでもありません。
DIYで作れば、施工費用が浮くだけでなく、ユーロ物置を見るたびに、作った満足感に浸れます。三角屋根、シルバーカラーも素敵です。
お洒落な物置を設置したい!!そう思った人は、ユーロ物置を検討してみてはいかがでしょうか。満足する事間違い無し。
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