前回のブログで、ハンターカブの春ツーリングを紹介しました。絶景ポイントで狙っていた写真が撮れたので満足しています。

これから日本各地の素晴らしい絶景ポイントに行きたくなったのですが、僕のバイクのハンターカブCT125は原付二種なので高速道路に乗ることが出来ません。181ccにボアアップすれば高速に乗れるようになりますが、エンジンやフレームなどが強度的に耐えれるか不明なのと、費用もそれなりにかかります。
部品代と工賃を含めるとハンターカブがもう一台くらい買えそうな値段になりそうです。

しばらく悩みましたが、我が家にはハイエースがあるので、車の中にハンターカブを積載すれば絶景ポイントに行けるんじゃね?って事で、ハイエースをトランポ化する事にしました。
ハイエーストランポ化計画
ハイエースにバイクを積載する場合、軽量のアルミラダーを使います。ラダーの長さが長い物ほど角度が緩やかになるので、安全に積み込みが可能になります。積載するバイクの重量も重要な要素になります。
原付二種モデルのハンターカブの場合、車両重量118kgとされてますが、エンジンガードやリアボックスなどを追加してるので車両重量については118kg+αで考える必要があります。乗っているバイクの重量に適さないラダーレールを使った場合、最悪の事態になるかもしれませんので、長さと耐荷重をよく考えてから購入すると良いでしょう。
値段、長さ、耐荷重を考慮すると『Ruedamann』の改良されたラダーレールが魅力的なのですが、ラダーレールのズレ防止の為に毎回タイダウンフックを使用する必要があります。


バイク積載時だけと考えれば値段も手頃なのですが、毎回タイダウンフックをかける事が面倒に感じたので、ラダーレシーバーをハイエースに導入する事にしました。
ラダーレシーバーを取付すると、爪付きのラダーレールが使えるので、バイク積載時間が短縮されるだけでなく安全にバイクをハイエースに積載する事が出来ます。
購入した商品
様々なメーカーからラダーレシーバーが販売されていますが、錆にも強いステンレス製の商品である『J-TRIPのラダーレシーバー』を購入する事にしました。標準ボディとワイドボディ共通だし、1型〜7型まで共通となっているので、使わなくなった時も売却しやすい商品です。
社外のリアバンパーに交換している場合、こちらの商品は取付できませんが、純正リアバンパーに装着する場合は、穴あけ加工無しで取付可能となります。
取付方法

説明書も付属してましたが、白黒コピーで写真が見にくいだけでなく、作業工程も文字だけで不親切な感じでした。

取付に必要な工具ですが、ディープソケットセット(13mmのソケットが必要)、インパクトドライバー(プラスドライバーでも可)、マイナスドライバー、5.0mmのT型六角レンチ、クリップクランプツール(クリック外し)があれば、1人でも作業可能です。

ラダーレシーバーを取付する最初の工程はリアバンパーを外す事です。ハイエースのリアバンパーの脱着についても簡単に紹介していきます。

リアゲートのキャッチ部分の左右にプラスネジが2つあるので取り外します。

リアバンパーを上から見てみると左右に2つプラスネジがあるので取り外します。

リアゲートステップ部分にはメクラカバーが付いているので、マイナスドライバーを使用してカバーを外します。



土で汚れてるのは気にしないでください。

上側のプラスネジが外せたら、バンパーの下に潜ってリアバンパーを下から見上げると、ボディとリアバンパーがグローメットで固定されているので、クリップクランプツールを使用して全て取り外します。

グローメットを全て取り外ししたら、バンパーを外します。

下側に手を突っ込んで外側に向かって開いていくと、バコッと外側にリアバンパーが出てきます。反対側も同様にバコッとしたら後ろ側に移動して、下から少しずつ揺らしていけばリアバンパーが外れます。

リアバンパーから出ている爪付きのステーをこの隙間に引っ掛けておくと、作業がしやすくなります。素晴らしい仕組みです。

リアバンパーを引っ掛けたら、上から覗き込みます。白いプラスチック部品が付いているので取り外します。最初にクリップクランプツールを使いましたが上手く外れなかったので、ネジザウルスを使用して取り外しました。

世田谷ベース所ジョージさんも絶賛するくらい素晴らしい工具です。

白いプラスチック部品を外したらリアバンパーを元に戻します。

メクラカバーを捲った場所に付属部品を置いていきます。

よく見ると穴の位置が少しズレているのが分かるかと思います。穴が寄っている側が後方になる向きで設置します。

先ほどの付属部品を間にかまして、ラダーレシーバーを上から置いたら、付属ボルトを上から落とし込みます。

下側から見るとボルトが見えるので、舟形のステーを入れてからナットで固定していきます。

ある程度手で締めてから、13mmのロングソケットレンチと5mmのT型六角レンチを使って左右均等に増し締めしていきます。

メクラカバーとプラスネジ2つは余ってくるので、分かるように保管しときましょう。
取付完了

J-TRIPのラダーレシーバーはステンレス製なので、腐食にも強く高剛性です。私のハイエースの場合、あらゆる物をマットブラック化してますが、溶接跡のグラデーションとステンレスのシルバーが良い感じなので、とりあえずこの状態で使用します。気に入らなければブラックに塗装しても良いかもしれません。

リアゲートを閉める時はキャッチ部分が中央部分に干渉するので、裏側にあるボタンを押して左側に収納します。キャッチ部分を破損しないように注意が必要です。
1人で作業しましたが、作業時間は30分程度で取付する事が出来ました。これで、アルミラダーを購入すればハイエースの荷室にバイクを入れる事が可能になりました。取付も簡単でフィッティングもバッチリなので購入して良かったです。

トランポ化計画第二弾は、ハイエースの荷室の床張りです。既製品を購入するのか、DIYで施工するのか悩んでますが、時間を見つけて施工予定です。YouTubeでも取付方法を紹介してますので、お時間ある時に見てください。ハイエースの歌を流しながらクスッと笑える内容も入れ込んであります。
床張りについても見逃さずに見ていただけれますので、チャンネル登録も宜しくお願いします。
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