突然のパンク

ナラカブミーティングからの帰宅中に坂道でスピードが上がらず、ハンドルもブルブルしてきたので、路肩にバイクを停めてタイヤを見てみたら後輪タイヤがパンクしていました。

人生初のバイクでのパンクに少しテンパリましたが、加入していたバイク保険の窓口に連絡してレッカーを手配してもらいました。近くに駅があったので、電車とタクシーを使用して帰路に着きましたが、領収書があれば、かかった費用は保険会社より支払われます。ちなみにレッドバロンの場合は、購入後1年以内であればレッカーサービスを受ける事が出来るみたいです。
パンクした原因
ハンターカブの場合、チューブタイヤが使用されているので釘などの異物が刺さった瞬間に走行不能になります。予備のチューブを持っていればホイールを外してタイヤとホイールの間にあるチューブを交換すれば自己修復も可能ですが、土砂降りの中でタイヤ交換するのは相当な労力がかかります。
バイク屋でタイヤの点検してもらったのですが、タイヤに釘などの異物は刺さっておらず、中のチューブだけ穴が空いていたようです。
年式が経過しているバイクの場合は、雨天走行中にスポークのニップルを通して水が侵入する事で内部に錆が発生し、それがチューブに干渉する事でパンクする事もあるそうです。新車で購入してから1年半しか経っていないし、内部の錆も無かったのでパンクの原因は不明です。
長距離ツーリングを頻繁にするなら、チューブレスホイールに交換するのも検討した方が良いのかもしれません。
オフロードタイヤ
コスパを抑えてパンク修理するなら穴が空いたリアのチューブだけ交換すれば良いのですが、整備の方からは原因がハッキリしない為、リアタイヤとチューブの同時交換を勧められました。
せっかくの機会なので、今回は純正タイヤでは無く、オフロードタイヤに交換する事にしました。
ハンターカブCT125のオフロードタイヤについては、いくつか種類があり、海外製のタイヤに変更する場合はフォークブーツなどに干渉する事がある為、アップフェンダーに交換するなどの対策が必要となります。
既にアップフェンダーに交換済みなので、海外製タイヤに交換する事も考えましたが、レッドバロンでは取扱いが無く、持ち込みとなると費用も高くなるので取り寄せ可能な商品の中からオフロードタイヤを選びました。
タイヤ選び
純正タイヤのGP-5(80/90-17)の特徴ですが、オールラウンダーの言葉がピッタリなタイヤで、舗装路も悪路もそこそこ走れる万能タイヤです。私のハンターカブはリアボックスを積載しているので、前後の重量バランスが異なることで、リアタイヤの方が減っていました。

GP-5はグリップ力、オフロード性能、舗装路での乗り心地、ブレーキ、直進安定性などバランスが良いタイヤなのですが、オールラウンダータイヤを選ぶならミシュランのアナキーストリートの方が性能は高めです。
雨天走行の走行性能を重視するなら、ミシュランのシティエクストラを選ぶと良いでしょう。
オールラウンド性能も捨て難いのですが、標準タイヤのGP-5が面白みに欠けるタイヤだったので、今回はオフロードに特化したタイヤにしました。それが、GP-22(80/90-17)です。
GP-22タイヤは純正タイヤと同じサイズなので、ノーマルフェンダーのままでも装着可能で前後共通サイズとなっています。見た目はゴツゴツしててワイルド感が増します。

オフロードタイヤに変える場合、往年のCT110が純正採用したトレールタイヤであるIRCのFB3も候補に入れましたが、悪路走破性はGP-22の方が優っています。
耐久性についてはFB3の方が優れているので、オフロードも走りつつも交換サイクルを減らしたいならFB3を選ぶと良いでしょう。
オフロードタイヤで耐久性を重視するなら、TIMSUN(ティムソン) TS800A( 3.00-17 )でも良いかもしれません。海外製タイヤなのでGP-22より割高になりますが、交換頻度を考えればTS800Aの方が結果的には安くなります。
オフロードを走らず舗装路のみの走行がメインならミシュランのパイロットストリート2(80/90-17)がオススメです。
純正タイヤと比べ物にならないくらい直進安定性に優れているし、ブレーキもバッチリ効きます。舗装路9オフロード1くらいの使用頻度で、アグレッシブなライディングしたいならこのタイヤが良いでしょう。
GP-22の性能

オフロードタイヤに変更するとオンロードの乗り心地が悪化すると聞いてましたが、40km/h〜50km/hでは特に変わりませんでした。60km/hまで速度を上げてみるとタイヤのビリビリ感が少しだけ気になりますが、オフロードに特化したGP-22でスピードを出して走ることも無いので、個人的には許容範囲内です。

GP-5との違いを確認する目的で、砂利道や農道などの悪路も走ってみました。GP-5では滑っていたような路面状況でもタイヤがしっかり地面を捉えているので、速度を上げて走ったり、スタンディングでも不安感は一切ありません。
食いつき感が全然違います。コレは悪路を走りたくなるタイヤです。

見た目的にもゴツゴツしてるのでワイルド感が出ますし、純正タイヤと同じサイズなのでリアタイヤのクリアランスも問題無し。

タイヤの皮剥きが終わってない状況でも悪路走破性もバッチリだったので、オフロードの使用がメインなら楽しく遊べるタイヤです。
最後に

突然のパンクにより前後タイヤをオフロードに特化したIRCのGP-22に交換しましたが、タイヤ代も含めて交換工賃は¥23,000でした。
消耗が激しいタイヤとの事ですが、これからオフロードも楽しみながら使っていきます。
タイヤ選びは難しいけど、使用用途に合ったタイヤを選べば楽しくバイクライフを満喫出来ます。タイヤ選びの参考になれば幸いです。
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