ガレージ作り開始
工務店と基礎屋さんと現場打ち合わせが終わり、いよいよガレージ作りがスタートしました。
▶︎契約について
ガレージ作りのキモとなる『基礎』についてまとめました。
コンクリート撤去
元々2台分の駐車スペースと、玄関までのアプローチがあったのですが、撤去します。
どうやって壊すのか見ていましたが、ユンボで持ち上げて、コンクリート同士をぶつけて破壊してました。玄関までのアプローチ部分は、ドリルで隙間を作ってから、ショベルで布団を畳むようにして破壊していました。ユンボ凄い。
機能ポスト移設
機能ポストの設置してある場所が、基礎を作る時に邪魔になるので、機能ポストを移設する必要がありました。見積もりには入っていませんでしたが、業者に頼めば別途費用がかかるので自分で移設しました。移設方法は、スコップでひたすら掘るだけです。3時間ほど掘って、位置をずらせました。
丁張墨出し
丁張りとは、建物を建てる時の基準を決める事です。
木杭を打ち込み、高さを決めます。設計図には、設計地盤面(GL=グランドライン)から400mm以上と設定してありました。薄板(貫き)を水平に固定しますが、木杭だけでは動いてしまう可能性があるので、斜めの薄板も取り付けして動かないように固定します。
墨出しは、工事の進行に必要な基準線を決める作業の事です。レーザー照射器で光を当てて、基礎の高さ、直角、水平を確認します。ピンク色の線(水糸)が直角になっているのが分かります。これが基礎の外周となります。水糸はガレージ作りには必須の道具です。
根切り(掘削工事)
基礎を作る為には、地面を掘り下げる必要があります。掘った土は、埋め戻す際に再利用すると処分費用が少し節約出来ます。
コンクリートのガラ処分費用は、1tで6,000円だったので、9tの見積もりで54,000円。コンクリートが設置してある場合は、廃棄処分料も必要です。
赤色で四角く囲った所の層が硬くて、掘り下げるのに苦労していました。建物建築時に、しっかり整地してあったみたいです。この層の近くは、Kubotaのユンボでも苦戦してました。
穴を掘り終わったら、砕石を敷いて、地面を転圧して地盤を固めます(転圧の。鋤取った土砂を再利用しました。プレートコンパクターという機械みたいで、結構な値段します。
プレートコンパクターで転圧後はこんな感じ。
高さを測定→砕石→転圧を繰り返し、基礎の土台が沈まないようにしっかり整地します。
布基礎
住宅の場合は、ベタ基礎(建物の底一面を鉄筋コンクリートで支える)が主流です。湿気やシロアリを防ぐ事が出来て、地震による揺れにも強い造りです。
今回作るガレージは、ベタ基礎ではなく布基礎(H600)で作ります。
布基礎は、建物の柱部分(壁の部分)となる場所に枠を作り、その中にコンクリートを流し込みます。布基礎の場合は、地面からの湿気によってカビや白蟻が発生するリスクはありますが、費用はベタ基礎と比べると安いです。
ガレージ屋さんに依頼する事も可能でしたが、別途出張費用がかかってしまうのと、地元の工務店に依頼した方が安いとの事で、家の近くの工務店に依頼しました。家のリフォームや住宅診断でも利用していたので、スムーズに話も進みました。
参考費用)布基礎:1mで16,000円
基礎作り
コンクリートが流れないように、外側に木枠を設置します。
次に、U型結束線と鉄筋で配筋していきます。コンクリートは上から押される力には強いのですが、横から引っ張る力は弱いので、それを補う為に鉄筋を中に入れて補強するのです。目隠しフェンス設置の時にも使った『鉄筋カッター』は、基礎作りでも使えます。
配筋作業は、半日かかりました。
鉄筋がクロスする部分は、タッカーを使用して、U字結束線で固定していきます。
出来上がった鉄筋をコンクリートスペーサーの上に乗せて、基礎の立ち上げ部分を作ります。
平面から立体になりました。
配筋が終了したら、内側の木枠も作っていきます。木枠の外側にめ木杭を打ち込んで、内側と外側の木枠も固定します。生コンクリートを入れた時にズレないようにする為です。