やっちまった
ハンターカブにKITACOタックロールシートを取付しようとした時に、シートが左右にガタガタするのが気になり、ソケットレンチでカチカチ締め付けていたら固定ボルトがポキっと折れてしまいました。

バイク店員に聞いてみましたが、固定ボルトへの振動による金属疲労(ダメージ軽減)のため、左右に多少ガタつくのはデフォルトみたいです。

固定ボルトが折れてしまった事で、とりあえずHONDAドリームの営業の方に修理方法について聞いてみました。

ボルトの付け根を見てもらえば分かりますが、タンクに薄いプレートがスポット溶接されており、その下からボルトが出ています。このボルトは脱着不可であり、正規の方法で修理を行う場合は、タンク交換が必要になるとの事でした。
修理金額は、4〜5万円(タンク18,000円、工賃18,000円〜)かかるらしい・・・・。
4万円あれば新しいパーツも沢山買えるし、そもそも自分でカスタムするという事は、バイクを壊してしまうリスクがある前提でやってるので、ここで修理依頼するのは、なんか違うような気がしたので、自分で対処する事にしました。

因みに近所のバイク屋さんにも聞いてみましたが、修理するのか面倒なのか普通に断られました。
ボルト折れについて検索
ネットで検索すれば、簡単に修理方法を見つけられると思っていましたが、全然出てきません。
『バイク』『シート固定ボルト』『折れた』
検索タグが合っていないのか、まじでヒットしません。
片側のボルトを固定しておけば普通に乗れるし、見えない場所なので修理を諦める人も多いのかもしれません。
先人の知恵を借りるのを諦めて、ホームセンターへ買い出しに行ってきました。
購入した物
ボルトの根本は生きている状態なので、ステン高ナット(八幡ネジ)と言われる長めのナットを折れたボルトに接続します。




根本のボルトを折らないように、手で回しても動かない程度にレンチでステン高ナットを締めときました。
次に、頭が付いていないM6×30の寸切りボルトを購入しました。ステン高ナットの上からクルクル回して止まるところまで入れていきます。
これでボルトを延長する事が出来たので、シートについているヒンジやゴムの穴を通るのか確認します。
ハンターカブの場合は、黒色のカラーを外す必要があり、純正ワッシャーについても、純正シートホルダーに干渉するので、寸切りボルトに付属していた小さめのワッシャーで対応しました。
折れたボルトの長さによって、ステン高ナットや寸切りボルトの長さは調整して下さい。

最後に上からナットで締めれば修理完了です。
最後に
ハンターカブ CT125のシート固定ボルトを誤って折ってしまいましたが、部品代543円だけで簡単に修理出来ました。
今回は、M6×30の寸切りボルトを使用しましたが、シートに若干当たっていたので、同じくらいの折れであれば、M6×25の寸切りボルトを使用しても良いのかもしれません。
修理してから気が付いたのですが、通常ハンターカブのシートを上げる時は、右手でキーを回しながら左手でシートを持ち上げますが、ボルトの頭がシートに干渉している事で、キーを回したらポコっと上に上がるようになりました。
修理前 : 両手使わないとシートが上がらない
修理後 : 片手でシートを持ち上げれる
ガソリン入れる時に両手で操作するのが面倒だったので、シートアダプターを購入しようかと迷ってましたが、買う必要が無くなりました。もう少し上に跳ね上げたいなら、ボルトの頭にバネを追加するのもアリかもしれません。
ステン高ナットを導入した事で、シートのガタツキ感も純正ボルトより軽減したし、個人的には格安で修理出来て満足しております。
シート固定ボルトを誤って折ってしまった方の参考になれば幸いです。
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