象印
象印マホービン株式会社(ぞうじるしマホービン、Zojirushi Corporation)は、大阪府大阪市北区天満に本社を置く、魔法瓶を中心に炊飯器、電気ポット、ホットプレートなどの調理器具の製造販売を行う電機メーカー
引用:Wikipediaより
ゾウのマークでお馴染みの『象印』は、生活に身近な家電メーカーとして様々な商品を販売している会社です。
今回は、象印から発売されたオーブンレンジを購入したのでレビューしていきます。
日立ヘルシーシェフ
日立のスチームタイプのオーブンレンジ『ヘルシーシェフ』を新居に引っ越してから使っていました。
スチーム式のオーブンレンジを初めて使った時は、惣菜で買ってきた天ぷらや唐揚げなどが、出来立ての状態に近いくらいサクッと仕上がり、感動したのを今でも覚えています。
エラーコードH33
朝ご飯の準備をする為に、いつものようにスタートボタンを押したのですが、液晶モニターに『H33』のエラーメッセージが表示され、途中で温めがキャンセルされてしまいました。
Hから始まるエラーコードを説明書で見てみると・・・
❶外来ノイズなどの影響による一時的な誤動作や機会室内の異常を検出した際に運転が停止される
❷部品の故障表示
とりあえず、『とりけし』ボタンを押して電源プラグを抜き、再度ドアを開閉して電源を入れ直すもH33のエラーは消えず。
((((;゚Д゚)))))))マジカヨーーーー!!!
ネットで調べてみたら、『H33』エラーは冷却ファンの故障の可能性があるとの事でした。冷却ファンの交換くらいなら自分で修理出来そうだったので、家電量販店に部品だけ買えるか聞きに行きました。
しかし、冷却ファン以外の故障の可能性もあるとの事で、修理のみの対応しか出来ないと言われたので、自分で修理するのを諦めました。お店に依頼すると修理代金は2万前後かかるみたいです。
スチームタイプは高いねぇ〜
我が家では洗濯物を干すという習慣がないので、Panasonic最上位モデルの乾燥機付きドラム式洗濯機を使っています。とにかく使い勝手が良いので、とりあえずPanasonicのオーブンレンジから見てみる事にしました。
Panasonicのスチームオーブンレンジ『ビストロ NE-UBS10A』は、70℃〜300℃の温度調整が可能なので、ローストビーフや焼き芋も電子レンジで作れます。
ビストロの凄い所は、大火力極め焼きヒーターが高温で食材を一気に加熱し、下面はヒートグリル皿のフェライトがマイクロ波を吸収して加熱するので、ハンバーグを作る時に、裏返す手間がなく、裏面までしっかり焼き上げます。
その他にも、パスタとグリルチキンを同時調理したり、高温スチームで冷凍うどんや餃子もヒートグリル皿にのせるだけで調理完了。
更に、AI搭載で無駄な加熱を無くし、省エネで調理出来るだけでなく、アプリと連携すればメニューも増やしていけます。
料理好きには堪らない商品ですが、公式ホームページで購入すると163,350円(※ブログ作成時の掲載価格)するみたいです。
Panasonicの商品は、少し前からメーカーが指定した価格で家電を販売しています。
指定価格になった事で、購入した翌週に大幅に価格が下がる事はなくなり、欲しいと思ったタイミングで買えば良くなったので、ユーザーにとってもメリットがありますが、家電量販店で値下げしてもらう事は難しくなりました。しかし、ネットショッピングだと、少しだけお得に買える事もあります。安く買いたい人は、ネット価格をCHECKしてから購入しましょう。
EVERINO(エブリノ)
家電量販店に行ったついでにオーブンレンジを色々見てきましたが、スチーム式のオーブンレンジはどのメーカーもそれなりの金額の値札が付いていました。
製造4年でエラー表示が出て使えなくなったので、日立の製品は候補から除外。
次に目に留まったのが、『バルミューダ』のオーブンレンジ。スッキリしたデザインに見惚れてしまいました。
キッチンに置いておくだけでスタイリッシュな雰囲気に仕上がりそうですが、庫内の大きさがヘルシーシェフと比較すると小さいのが難点でした。電子レンジの機能をメインに使用するなら、バルミューダでもアリかな。
最終的に私が選んだのが、象印の『EVERINO(エブリノ)』というオーブンレンジです。
価格はバルミューダと同価格帯で、庫内の大きさは、『幅378×奥行309×高さ201(間口40.5cm)』で、スチームタイプのオーブンレンジと比較しても大きさについては見劣りしません。
価格的にも買いやすい値段だったので、試しに購入する事にしました。
ダンボールを開封すると、取り出し方の説明と、収納方法の説明が書かれていました。中に入っているセラミック製の角皿が割れやすいので、箱から出すときは注意が必要です。
開封していくと、本体に貼られたテープの端が折り曲げてあり、緩衝材を剥がすのもスムーズに行えました。このような気遣いがされているのは、日本製の良い所ですね。
正面からみた感じです。バルミューダ並みにスッキリしたデザインで、マットグレーカラーもキッチンに馴染みます。中央の象のマークも愛らしく感じてきます。
見た目がとにかくスタイリッシュ
ヘルシーシェフは、前面扉にメニューが記載してあり、見た目がゴチャゴチャしている感じでしたが、EVERINOは、メニュー表示がなくスッキリしています。
よく使う自動メニュー番号については、毎日使って入れば自然に覚えていきますし、メニューが前面扉に書いて無くても、特に使いにくさは感じません。
メニュー番号については、下部にあるトレイを手前に引き出すと確認可能です。
庫内からダンボールが出てきました。
ダンボールの中にはボウルが入っており、付属品のゴムをセットして使います。料理のメニューによっては、サランラップも使います。
そのまま庫内に入れるだけでは、ただのボウルですが、付属品の角皿と一緒にセットすると・・・
ボウルが宙に浮いています!!!
ボウルの下に説明書を入れてみましたが、ボウルが宙に浮いているのが一目瞭然です。ボウルを浮かす事で得られるメリットは、全方位から満遍なく加熱できる事です。
ボウルをそのまま庫内に置いた状態では、ボウル下部の具材に温めムラが生じてしまいます。
ボウルを浮かせる事で、均一に加熱されるので、具材にムラなく加熱する事が可能になりました。
『うきレジ』を使ったメニューは、象印ホームページでも確認出来ますので、興味ある方は、是非一度ご覧下さい。
忙しい子育て世代にもピッタリな、手軽で簡単なメニューが沢山掲載されています。
うきレジメニューの『カルボナーラ』を作ってみましたが、超簡単でプロ顔負けの味でした。お腹が空いた時、お酒の〆にもピッタリなので、是非お試しください。
レジグリで時短クッキング
『レジグリ機能』とは、レンジ機能で食材の芯まですばやく熱を通した後、自動でグリル機能に切り替える機能で、グリル→レンジのリバース機能を使ったメニューもあります。
時間のかかるハンバーグも約13分で調理可能です。火加減の調整をしなくても良いし、焦げつき防止のためにキッチンの前にずっと張り付いていなくても良いので、調理している間、子供と遊ぶ事も出来ます。
誰でも失敗せず、美味しいハンバーグが作れます。料理苦手な人にもオススメです。
スチームなしでサクッと仕上がります
EVERINOを選んだ最大の理由が、惣菜で買ってきた天ぷらや唐揚げなどが、スチーム無しでサクッと仕上がる『サクレジ』機能が付いていたからです。
《惣菜を温め直す方法》
❶レンジだけ場合
中は温かいけど衣がベチャベチャ
❷トースターの場合
外は焼けているのに、中はまだ冷たい
❸レンジ&オーブン使う場合
両方を使うと手間と時間がかかる
スチーム式のヘルシーシェフ(日立)、ビストロ(Panasonic)であれば、スチームのパワーでサクッと仕上がりますが、価格が高いのが難点です。
EVERINO(象印)の場合、レンジですばやく中まで温めてから、グリル機能で表面を焼き上げる事で、衣はサクサク、中はあつあつ、まるで揚げたてのようなおいしさに仕上げる事が可能になりました。
自動でレンジからグリルに切り替わるので、手間も減っています。
EVERINOでサクッとなるはら、本格的に調理したい人をは除けば、スチーム式のオーブンレンジを買う必要はありません。
実際に惣菜で買ってきたエビフライをサクレジで温めてみましたが、油も少しだけ落とす事が出来て、衣もサクッと仕上がりました。最初にレンジで温めた事により衣の中の海老もしっかり温められており、『サクッ熱』って感じでした。
スチームを使わず、揚げたての状態に仕上がる『EVERINO』凄すぎです。
温度を操る象印ヤバすぎです!!!
マクドナルドのナゲットを24時間放置してから、サクレジで温め直してみました。
EVERINOの欠点
機能的には全く不満が無い『EVERINO』ですが、購入前に知っておいてほしい事があります。
それは・・・
セラミック製の角皿を出し入れするだけで、庫内の側面が傷付きます。
新品で買っても秒で傷だらけ・・・。
象印カスタマーセンターに電話して確認してみましたが、庫内が傷つきやすいのはメーカーも認知しており、使用には問題ないとの回答でした。
濡れティッシュや手で擦れば傷は目立たなくなるし、庫内を掃除する時以外は、特に目が行く場所ではないので、私は使っていくうちに気にしならなくなりましたが、傷が気になってしまう人は、他のメーカーのオーブンレンジにした方が良いかもしれません。
最後に
ヘルシーシェフが突然壊れたので、象印のオーブンレンジ『EVERINO』を購入してみましたが、見た目も機能もスタイリッシュで操作性も直感的で使いやすい。
電子レンジとしても、最大1,000Wに設定可能なので、コンビニ弁当も一瞬で温められますし、150W、300W、500W、600Wと細かく設定できるのも魅力の一つです。
電子レンジでお米も炊けるし、ジップロックに入れた冷凍ご飯も温めムラなく、完璧に仕上がるのも個人的にオススメポイントです。
デメリットとしては、角皿を使うと庫内が傷つくのと、温め終わった後の庫内冷却の為、一定時間冷却ファンが作動し、液晶パネルが光ったままの状態になります。冷却ファンの作動音は小さいので、2、3回使用すれば気にならなくなります。
個人的には見た目もコスパも機能にも満足していますし、EVERINOを選んで正解でした。
オーブンレンジを買うなら『EVERINO』で間違いなし!!!
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※追記
金属ゴミの日に捨てる予定だったヘルシーシェフですが、ゴミ出し当日に再度使ってみたら、エラー表示が出る事なく普通に使えました。今後エラー表示が出る可能性もありますが、まだ使える可能性があるので、もうしばらく家で保管しときます。
ヘルシーシェフを使っている方で、H33エラーが出た際は、しばらく放置しとけば、直るかもしれません。
お試しあれ!!