はじめに
今回のカスタムは『ヘッドライトバルブの交換』に決めました。4月に車検を受けた際に、不合格になったのです。
車屋さんが変わりのバルブに交換して通したのですが、数千円ほど別途料金がかかってしまいました。 来年の車検時に、スムーズに通せるように、車検対応品を取り付ける事にしました。
今まで使っていた商品
中古で買った時に、全オーナー様が、ホワイト色のLEDヘッドラン プに交換されてました。猛吹雪の時は、全然見えませんでしたが、日常使用では、特に不満もなく使用出来ていました。 先日ヘッドライト内部に水滴が入り込んでしまい、ヘッドライトを初めて脱着したのですが、ようやく取付してあったLEDのメーカーが判明しました。
『SPHERE LIGHT』と書かれていました。調べてみたところ、日本のメーカーという事が分かりました。また、自動車用の部品だけでなくバイク用の商品も販売している会社です。
RIGING2は高級タイプで、車検対応品、防水防滴仕様、ファンレス、ノイズ対策、保証も3年付いています。 Amazonの評価数244で ⭐️4.5の評価(2020年7月中旬時点)になっていました。
スフィアライトでも良かったのですが、個人的に気になっていた商品があったので、今回はそっちをチョイスしました。
この商品をチョイスした理由は、フォグランプがIPFだからです。 ハイエースカスタム(フォグランプ編)で紹介した『IPFのフォグラ ンプ』に交換後、しばらく使っていましたが、不都合な点もなく、カラーチェンジも出来る事が楽しく、明るさも満足しています。同じメ ーカーの商品なら間違いない。という理由から、IPFのヘッドランプバルブを選びました。
今回購入した商品のAmazonの評価(2020年7月中旬時点)は、レビュー数771で⭐️4.5でした。
ヘッドライトバルブの種類
IPFのLEDヘッドランプバルブは大きく分けると2種類あります。
- オールインワンモデル(341HLB2)
- コンパクトモデル(141HLB2)
コンパクトモデル
➡︎ヘッドランプ後方スペースの狭い車に最適なドライバーユニット別体のセパレートタイプ
オールインワンモデル
➡︎ドライバーユニットが一体タイプ
オールインワンモデルはスッキリしています。ハイエースの場合、ヘッドライト後方のスペースがなく、ヘッドランプバルブを交換する際 は、ヘッドライトを外す必要があります。
IPFのフォグランプは、ドライバーユニットが付いているので、設置する為のスペースが必要でしたが、IPFのヘッドランプバルブの場合、オールインワンモデルを選べば、ドライバーユニットはないので配線もすっきりします。
取付が楽➡︎オールインワンモデル
価格を優先➡︎コンパクトモデル
ヘッドランプバルブの特徴
LEDチップメーカーと共同開発
X2シリーズは、LEDヘッドランプバルブに最適化した車載用LEDチップを、LEDチップメーカーと共同で開発された商品です。
共同開発で実現した『フィラメントLED(上記写真青丸部分)』は、晴天時だけでなく、悪天候時の視認性も改善しています。これは、LEDの発光面をメーカー純正のハロゲンバルブのフィラメントと同等の形状にする事で、ハロゲンバルブ用に設計された灯体に装着しても、本来 の配光を乱すことなく、正確な照射が可能となったからだそうです。 また、H4オールインワンモデルは、路肩や白線が見やすいワイド照射 を実現し、更にLED発光面全体を均一に発光させ、照射パターンに生じる、明るさのムラを低減した商品となっています。
全光束5400lm(従来比136%)
LEDヘッドランプバルブは、一般的に以下のように言われています。
配光性能を求める➡︎バルブ形状は薄型構造の方が良い
明るさを求める➡︎バルブ形状は厚型構造の方が良い
配光性能と明るさを同時に求めることは難しいのですが、 IPFは3つのテクノロジーで両立させました。
テクノロジー① デュアルCPSを搭載
これは、2枚の大形LED基板を背面合わせにした構造で、それをLED ボディ(ヒートシンクと呼ばれる放熱する場所)で包み込む事で、薄型にしています。LEDボディまで、効率よく熱を導く事で冷却性能を高め、LEDバルブのパワーを最大限に引き出す事で、配光性能と明るさを 両立させたそうです。
テクノロジー② LEDボディ(ヒートシンク)
高熱伝導アルミニウムダイカスト合金を使用。LEDから発せられた熱を、効率よく小型伝導冷却ファンが付いているLEDボディに導くために使われています。 熱を素早く冷却ファンに伝える事で、明るさを高めています。
テクノロジー③ LEDエアクーリングホール
(LACH)という通気口をLEDボディ下部に設置した事で、冷気をLEDと基板に直接吹き付けする事で、冷却性能がアップ。
オールインワンモデル取付
ヘッドライト後部のスペースが無いので、ヘッドランプバルブを交換する為には、ヘッドライトを外す必要があります。
ヘッドライトだけ外す事は可能ですが、フロントバンパーと接触している箇所がある為、傷防止にはフロントバンパーを外して作業した方が良いでしょう。
ヘッドライトに繋がっている配線を外したら、口金と呼ばれる金具をバルブ本体から外していきます。反時計回りに回すと外れます。
外したらヘッドライトに固定します。
針金で固定したらパッキンを元に戻します。
新車販売時から10年以上経過している為、パッキンが白く劣化が見られます。パッキンが劣化している場合、ヘッドライト内部へ水が侵入する事もあるので、新品に交換するか、ゴム製パーツの保護剤ラバープロテクタントを使うと良いでしょう。
パッキンを元に戻したら、ヘッドランプバルブを左に少し傾けながら挿入して、時計回りに回せば固定されます。この時ヘッドライト正面を見て、IPFのロゴが真っ直ぐになっていれば、OKです。
取付完了。IPFのロゴカッコいい。
明るさについてはYouTubeで確認して下さい。深夜3時に真っ暗な道路で点灯試験してきました。点灯試験は、 『スフィアライト』と『IPFオールインワンモデル』で比較しました。
まとめ
車検に通らなかったLEDバルブランプを、IPFのオールインワンモデルに交換。取付は、ヘッドライトを外す事が出来れば、DIYでも可能です。ヘッドランプバルブを交換するなら、ウインカーバルブやフォグランプも同時に交換すると手間は省けます。作業するなら、まとめてやっちゃいましょう。