はじめに
家の外構をオープンにするか、クローズにするか好みが分かれると思いますが、私はどちらかと言えば、プライバシーを重視したいので、クローズ外構が好みです。
近所を散歩しながら、新築された家を見ていると、『オープン外構の家』が殆どです。その理由として考えられるのは、コストが1番の理由でしょう。
隙間が空いている『境界フェンス』であれば、目隠しフェンスや防音フェンスと比較すると、費用が抑えられるし、浮いたお金を、家の中のグレードを上げるために使えたりします。
家を買う時は、大体『予算』が決まっているので、その予算内で希望する物を詰め込もうとすると、大概予算オーバーになってしまいます。そこで、外構予算を削るのが手っ取り早く、境界フェンスにしてしまう人が多くいるのです。
家の中の仕様を重視 ≫ 外構を重視
家を建てる時に、家の中の仕様を重視する人が殆どでしょう。家の中を快適にした方が、住み心地は良くなるからです。私の家のリフォームをしてくれた工務店の社長に話を聞いてみましたが、フェンスに拘る人は、殆どいないと言ってました。
フェンスにこだわる人がいない ❌
フェンスにお金をかける余裕がない ⭕️
需要がなければ、エクステリアメーカーは、市場にフェンスを供給しません。多くのメーカーが多数のフェンスを取り扱っているという事は、それだけ需要が見込めるからです。つまり、新築した時にフェンスに拘らないのは、フェンスに興味が無いのではなく、予算が回らなかったと表現するのが妥当でしょう。
将来的にフェンスのリフォームをする予定がある方は、最初から予算に組み込んでおいた方が、住宅ローン的にも有利なので、これから新築を検討しているなら、フェンスもしっかり選びましょう。
目隠しフェンス設置
家を購入してから、リビングに面している側のオープン(境界)フェンスを、目隠しフェンスに変更しました。
高さを重視するなら、敷地内に新しくフェンスを設置する方法もありますが、境界フェンスと目隠しフェンスの二重フェンスにしてしまうと、外からの見た目が悪くなってしまうので、ブロックを2段積み重ねて、その上にフェンスを取付しました。高さ的には、道路から2.1mあるので、歩いている人と目が合う事はありません。
目隠しフェンス設置してから、プライバシー感が少し増しましたが、気になっていた事がありました。
フェンスの角とフェンスとブロックの間に隙間が空いています。
そこで、DIYで対策してみる事にしました。
隙間対策(コスト重視)
最も簡単な方法は、レンガやブロックを置く方法です。ホームセンターで気楽に買えるし、コスパも良し。ただ、見た目が微妙なのが唯一の欠点です。
続いての方法は、木材で自作する方法です。木材もホームセンターで購入出来るので、この方法も手軽です。使用する木材によっても異なりますが、コストも抑える事が可能です。
木材を使用する場合は、オイルステインを塗っておけば長持ちします。
隙間対策(見た目重視)
今回は、見た目重視という事で、使用中のフェンス(四国化成)が販売している『目隠しパネル』を使用します。
エクステリア販売ショップ(ネット)では、外構工事を依頼する事も可能ですが、材料だけ買うこともできます。便利な世の中になりました。
使用しているフェンスの種類、長さ、カラーを伝えれば、施行に必要な材料を準備してくれます。商品を自宅まで配送してくれます。商品が届いたら、請求金額を振り込むだけです。今回の材料費は、24744円でした。
エクステリア商品の場合、ネットに販売されていない商品も沢山あります。エクステリアショップ(ネット)であれば、値段も安いし、手間もかからない。個人的には、また利用したいと思いました。
目隠しパネル設置方法
アルミフェンスの場合、必ず必要なのが『鉄工用ドリル(アルミ対応品)』と『インパクトドライバー』です。こちらは、穴を開ける為に使います。コーナーパネルも取付するなら、『超短スタビードライバー』を用意しとくと良いでしょう。コーナー部分は、75mmとか100mmの長さのドライバーだと、外せないビスがあったりします。目で見て外せそうなら購入しなくても大丈夫です。
ドリルは、セットで購入した方がお得です。単品で購入する場合は、折れた時の事を想定して、2本用意しておくとスムーズに作業が進みます。
最初に、コーナ部分の目隠しパネルを取付していきます。コーナー部分の目隠しパネルは、フェンスの角度に応じて調整出来るようになっています。今回は、直角にフェンスが繋がっているので、90°の角度で使用します。
コーナー接続部品が付いているので外していきます。内側、外側から見て、コーナー接続部品を固定しているビスを全て外します。
問題発生
フェンス上部のコーナー部品は、フェンスを少し広がれば外せましたが、下側のコーナー部品は、そのままだと外せません。
つまり、フェンスを外側へズラさないと、コーナーパネルが取付出来ない事が判明しました。
フェンスをズラす方法は、上側に付いているL型金具と、フェンス同士を繋いでいる部品のビス(フェンス上部、下部に2箇所ずつあり)を外せば、フェンスがズラせます。
L型金具
フェンスをズラす前に知っておきたい事
目隠し用コーナーパネルがハマらない
コーナー接続部品と、目隠し用コーナーパネルでは、サイズが異なります。
写真左側に見えるシャッターを左側にズラして、コーナー接続部品を外したら、目隠し用コーナーパネルを取付出来ると思っていましたが、写真の通りズレてしまいます。このままの状態だと、目隠し用コーナーパネルがハマりません。
支柱の位置は変えられないので、写真右側のシャッターを右側へズラさなくてはいけなくなりました。最初から、右側のシャッターだけズラせば、手間は減ります。
後から目隠し用コーナーパネルを取付する場合は、どちらのシャッターをズラせば良いのか、事前に考えてから作業しましょう。フェンスをカットして取付してあれば、カットしてる側を動かせば良いです。
目隠しパネルにも側面を隠すキャップ(端部キャップ)があります。これも、側面から入れて、ビスで固定するだけです。
目隠しパネル同士の接続は、銀色のプレートを差し込み、化粧パネルと穴を合わせてビスで固定するだけ。
目隠しパネルは、フェンス上部に当てながら下穴を開け、付属のナベドリルビスで固定します。
コーナー部分のフェンスは、ブロック塀に合わせてカットしてあるのですが、目隠しパネルもカットが必要です。
アルミなので、マルノコで簡単にカット出来ます。ディスクグラインダーを使っても大丈夫です。
コーナー部分もピッタリ合いました。
最後に
ブロックとフェンスの隙間が約7cm空いていたのが気になり、目隠しパネルを設置しました。目隠しパネル設置後は、プライバシー感が増して、快適な庭ライフを送れています。
取付については、1人でフェンスをズラすのが大変で、少し傷が付いてしまった部分もありましたが、2人で作業出来れば、そこまで難しい作業ではないと思います。
これからフェンスを設置する予定があるなら、コーナーパネル、目隠しパネルも一緒に取付する事をオススメ致します。
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