前回までのあらすじ
前回の作業は、ガレージ内に出入りしやすいように、ドアの下部にあった段差を解消しました。
今回は、ガレージ作りの最終工程である『内装』を仕上げて、ガレージを完成させます。
私が選んだ内装
ガレージに車を停める場合、石膏ボードを張る必要があります。石膏ボードを張るだけでは、ビスや継ぎ目が剥き出しで、見た目が悪い。
そこで、内装をどうするか考え始めました。
天井と同じように『漆喰うまくヌレール』で塗っても良かったのですが、天井だけで18kg×4つ使用したので、壁全面を漆喰で塗るとなると・・・結構な金額になってしまいます。
そこで、壁紙(クロス)を張る事も検討しました。金額的には漆喰より安いし、のり付きタイプも売っているので、DIYでもいけちゃいます。
最終的に内装材として選んだのは、『OSB合板』です。アメリカンガレージにはピッタリです。
OSB合板は、ホームセンターでも普通に販売されており、値段も高くない。施工方法は、石膏ボードの上から張っていくだけ。ビスが打てれば施工可能です。
OSB合板、木材、ビスなどの必要な材料をホームセンターで仕入れてきました。ハイエースが久々に活躍しました。ハイエース持ってなくても、ホームセンターで無料貸し出ししているトラックを借りればオッケーです。積み込みも店員さんがしてくれます。
OSB合板塗装
そのまま張ると白っぽいので、OSB合板を塗装していきます。スポンジは、水性塗料に使用可能な6mm厚のローラを購入しましたが、コテバテなら塗装初心者でも簡単に塗れます。ただ、ローラーと比べると割高です。
床に置いて塗装するのは大変なので、作業台を作ってから塗っていきます。
バケツに塗料を入れる場合は、注ぎ口を上側にすると、塗料が垂れずにキレイに注げます。
室内で使用する塗料なので、油性の塗料ではなく、ニオイが少ない水性塗料で、防虫や防カビなどの特性もあるニッペの木部保護ステインを使いました。
OSB合板の表面は、手で触るとザラザラしているので、少し塗りにくそうと思ってたのですが、実際にローラーで塗ってみると、スルスル塗れます。
木材購入時の注意点
ホームセンターで木材を購入する場合、値段も気になるかもしれませんが、必ず表裏は確認しましょう。節が多い木材は、見た目が悪いだけでなく、強度も低下しますし、数字が印字されてたりします。ホームセンターには、プロなら選ばない材木が普通に置いてあるので、バラで販売されている商品であれば、必ず表裏を確認して、使える材木を買ってきましょう。
OSB合板張り
壁に高さの基準になる木材を仮固定しておきます。石膏ボードと同じサイズなので、継ぎ目のラインを参考にすればオッケーです。
高さが決まってるので、仮固定した木材にOSB合板を当てながら、ビスを留めていきます。使用したビスは、木割れが少ないタイプです。
内装をOSB合板にすると決めたのは、ガレージ作りの最後の方だったので、少々問題が発生しました。
窓を取付した時に、窓枠もオリジナルで作ったのですが、OSB合板を張ってしまうと、窓枠が下がる形になります。
そこで、新しく窓枠を作成しました。OSB合板の段差も考慮して、裏側は加工しました。
コンセントやスイッチがある場所の穴開けは、ホルソーとジグソーを使えば簡単です。
細かい部分は、マルチツールが便利に使えます。
新しい窓枠を作ったのですが、基礎にはビスが打てないので、隙間が空いてしまいます。そこで、『ウッドシール』を使って隙間を埋めました。
石膏ボード、OSB合板を張っていくと隙間が生じてしまいます。そこで、廻り縁や巾木を取付します。
固定するビスは目立たない方がカッコ良いので、細ビスを買ってきました。それに合わせて、ビットも購入。
必要な長さに材木をカットして、細ビスで留めていきます。廻り縁や巾木を取付すると、隙間が隠れるだけでなく、見た目も引き締まった印象になります。
内装にOSB合板を張ってる途中は、シャッターを開放していたので、気づかなかったのですが、全面OSB合板を張ると、ガレージ内に漂う木の香りが堪りません。これは、壁紙では感じる事が出来ないOSB合板のメリットです。
完成
OSB合板を張るだけだと、全体的なイメージが暗くなりがちですが、天井を漆喰で塗ったのおかげで、丁度良いバランスになりました。個人的に、『漆喰×OSB合板』の組み合わせはオススメです。
最後に
ガレージを作ると決めてから、数ヶ月かかりましたが、ようやく全工程が終了しました。小さい頃から憧れていた『ガレージを作る事』。夢が現実になり、なんとも言えない感覚です。
私のガレージ作りに携わってくれた全ての方に、この場を借りて御礼申し上げます。
ガレージ最高!!!