前回までのあらすじ
前回の作業で、ガレージの屋根が完成しました。凹凸の屋根は、下側から見るとあまり見えない部分になりますが、家の2階から眺めていると最高にカッコいい。
今回は、『内装、外装』を張る為の下準備をしていきます。
建具取付
窓1つ、ドア1つは契約した金額内に含まれていますが、ドアを2つ設置するので、追加分のドアを自分でネットで購入して、運送会社営業所に商品を取りに行ってきました。支店止めにしておけば、送料は数千円浮きます。
窓枠 ビス 型枠完成
最初に、窓から作ります。箱から窓枠の部品を取り出して、『作業台』の上に乗せます。
作業台は、ガレージ作りに必須の道具です。
付属のビスは、使う順番(①②③)で仕分けられているので、とても分かりやすい。①のビスで固定すれば、窓枠は完成。
防水シートをカット タッカーで留める 水平を必ず確認
窓枠が完成したら、防水シートをカッターでカットします。防水シートを『タッカー』で留めたら、窓枠をビスで固定します。この時に、窓枠が傾いていると、窓の開け閉めに影響します。必ず『水平器』を使って、水平を確認しましょう。
網戸も付属していますが、外壁が完成するまで破れないように家で保管しときます。窓を、窓枠に入れたら、赤丸(◯)のネジを調整して、窓が落下しないように調整します。これで窓の取付終了。
最後に、『防水ボンドテープ』で防水シートを止めときます。窓枠周囲の防水対策は念入りにしておきましょう。防水ボンドテープは、75mm幅を使用しましたが、100mm幅とかでも大丈夫です。
続いて、ドアも取付していきます。取付するドアメーカーは『LIXIL』です。窓も『LIXIL』製品です。同じメーカーにすると、色味は似ている(※異なる物もある)ので、統一感が出ます。
今回取付するドアは、『LIXIL クリエラR』。玄関ドアとしても使われているので、作りはしっかりしています。見た目もアンティーク風な感じで、アメリカンガレージにもピッタリ。しかも、価格は驚くほど安い。
ガレージドアに迷っているなら『LIXIL クリエラR』で決まり。
ガレージの窓には、網戸付きの商品から選ぶと楽です。ガラスは透明タイプだと開放的な感じで、磨りガラスタイプを選ぶとプライバシーが増します。好みのガラスを選びましょう。
ドアも基本的には、窓設置の流れと変わりません。ドア周りに、防水ボンドテープを貼ってからドア枠を取付します。
ドア枠に部品を取付したら、ドアに鍵や取手を取付します。
説明書に沿って、ネジを留めていくだけなので、誰でも簡単に組み立て出来ます。
鍵は、工事用とマスターキーの2種類あります。工事が終わった後に、マスターキーを挿すと工事用の鍵は使えなくなります。
内装張りの下準備
ガレージ内に車を入れる場合、不燃素材の石膏ボードを張っていく必要があります。
梁の上には、内装材(石膏ボード)を張り付けするための下地が無いので、横に木材を固定したら、板をビスで固定します。
シャッターモータ用コンセント 換気扇用のスイッチとコンセント 配線引き回し
次に、シャッターを動かす為のモーターの電源を確保する為に、コンセントを設置します。配線も少しずつ引き回していきます。
シャッターのレールを取付する為に、木材を取付するのですが、基礎が、土台の木より外に出ています。
そこで、木材の加工をしていきます。『マルノコ』を使用して、数mm間隔で、斬り込みを入れていきます。マルノコは重いので、見た目以上に重労働。
トンカチで木目に沿って叩くと、バキバキっと木片が飛び散ります。最後に、面取りすれば加工は終了。
ピッタリハマりました。
次に、外壁を張る為の準備を進めます。
壁に固定してある木材は、『胴縁』です。外壁材の下地として、柱がある場所に設置していますが、他にも役割があります。
私の場合、側面に胴縁を入れましたが、正面(シャッターを取付する方)は、胴縁を入れませんでした。
断熱材は入れていないので、全面胴縁無しでも良かったのですが、胴縁を取付するのも見たかったのもあり、側面は入れてみました。
断熱材を入れる→胴縁は必須
断熱材無し→コスパ重視→胴縁無し
断熱材無し→湿気が不安→胴縁入れる
板金作り
破風板取付した時にも板金を取付しましたが、基礎と壁面の土台からの水の侵入対策で、基礎の上にも板金を取付する必要があります。
ガレージの外周(基礎の上)全て取付するので、コーナー部分は折り曲げて作る必要があります。そうすると、隙間が出てくるので、コーキングで隙間を埋めます。
ボンド防水テープを貼ってから、板金をネジで固定していきます。固定したら、防水シートを両面テープで貼っておきます。
窓枠とドア枠上にも板金を取付。
軒天の作り方
内装を張る場合、軒天は必要
その理由は、三角屋根(トラス)に熱が籠ってしまうからです。
熱が籠ると、木材は痛んでしまいます。その為、軒天に『換気口』を取付し、外からの空気を取り込みと排出をしなくてはならないのです。それでは、『軒天』を作っていきます。
使う材料は、『ケイカル板』です。軒天の場合は、6mmくらいの厚さの物を選べば良いです。軒天の換気口は、ネジを留めれる物であれば、なんでも大丈夫です。
ケイカル板を『マルノコ』を使用して、軒天サイズにカットしていきます。カットすると、煙が出るので、吸い込まないようにマスクはして下さい。
次に、軒天換気口のサイズに合わせて、マルノコで切れ目を入れていきます。
ドリルで角を少し広げたら、小さいノコギリでカットします。
軒天換気口取付 補強 ビスを仕込む
後は、ケイカル板に軒天換気口をネジで固定します。ケイカル板は、裏側に木材を入れておくと強度が増します。
トラスの出っ張り部分のツーバイフォーに、ビスで打ち込みますが、予めビスを少しケイカル板に締め込んでおくと取付する時に楽です。
板金取付前 板金取付後
軒天と壁が接する場所に、板金を取付すれば、軒天作り終了。
換気扇土台作り
ガレージの中でエンジンを始動させたりすると、一酸化炭素中毒になる恐れがあるので、換気扇は必須です。そこで、換気扇を取付する為の土台を作っていきます。
ツーバイフォー材で換気扇のサイズに合わして枠を作ります。枠が出来たら、キシラデコールで塗装します。
換気扇を取付する場所を決めたら、枠を柱の間に入れて、上下にツーバイフォーを固定します。枠の位置を決めたら、コーナー部分にネジを締め込んでいきます。
外側に出ると、ネジが出ています。その大きさに合わせて防水シートをカットして、マルノコでベニヤ板をカットしていきます。
カットした場所は、サンダーでバリ取りして枠を入れていきます。
換気扇を取付するまで、穴は塞いでおきます。周囲にボンド防水テープを貼ったら土台作り終了です。
最後に
今回は、内外装を張る前の下準備について、建具を取付したり、胴縁設置、軒天作りなど細かい作業が中心に作業しました。細かい作業は、雨の日などに行うと休みの日も有効活用出来ます。次回は、いよいよガレージの『内装張り』に取り掛かります。お楽しみに。
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