はじめに
築浅の中古物件を購入してから戸建て生活をスタートしたのですが、マンションのオートロック生活に慣れていたので、玄関まで知らない人が来るのに抵抗を感じました。そこで、オープン外構からクローズ外構に変更する事にしたので、今回は、我が家の外構工事について紹介していきます。
水道メーターの移設
門扉設置予定の場所に水道メーターがある為、この状態のまま門扉を設置してしまうと、検針者が水道メーターの確認が出来ません。毎回インターホンを鳴らされるのも面倒なので、水道メーターを移設する事にしました。
住んでいる水道局に確認した所、1m以内の移動に関しては、許可なく工事をして良いとの事で、水道屋さんに依頼して、メーターを移動してもらいました。
移設する場所までスコップで穴を掘り、ビニル管を埋設していきます。
赤色部分は、門扉の柱を設置予定の場所です。
穴を掘ってビニル管を接続し直すだけですが、費用は5万円ほどかかりました。
玄関までのアプローチ
玄関前にあるタイル階段を壊すとなると、結構大掛かりな工事になってしまいます。そこで、既存のタイル階段を利用するアプローチを考えましたが、業者提案とイメージが合わず、かなりの時間を要しました。
門扉を設置する事により、ガレージドアからガレージ内を見られなくなるので、プライバシーも保てますし、防犯性も高まります。タイルについては、タイル屋さんに来てもらい、既存のタイルのメーカーと種類を特定してもらいました。見ただけで判断出来るとかスゴイ能力です。
工事開始
ショベルカーで土砂を取り除いた状態です。
木枠内にコンクリートを流し込み、ブロック塀の土台を作ります。
ブロックを敷地内に運び終わったら、ブロックを積み重ねていきます。
インターホン、照明用の配線を通す為に、ブロック内部にPF管を仕込んでおきます。
花壇(土留め)用の化粧ブロックも積み重ねていきます。
花壇ぽく見えるように、馬目地(横方向の目地を一直線に通し、縦方向の目地を半分ずらした積み方)にしました。職人任せだと、ここら辺が勝手に決められてしまう事があるので、職人さんと作業内容について毎日確認すると良いでしょう。
天板については、モルタルで固定するだけです。
続いて、タイル階段の増設していきます。
タイル拡張に合わせて、ブロックを設置します。
既設タイルに、補強用の鉄筋(差筋アンカー)を打ち込みます。
ステップの土台が完成しました。
宅配ボックス設置
今回購入した宅配ボックスは、ユニソンのコルディア100です。上段が郵便ポストで、下段が宅配ボックスになっています。
宅配ボックス詳細については、以下のブログ記事を参考にして下さい。
宅配ボックスを設置するとこんな感じ。
設置方法については、YouTubeでも紹介していますので、気になる方はご覧ください。
コンクリート
物置の基礎も作っていきますが、基礎内に汚水マスが入ってしまう事が発覚!!
汚水マスを移設すると費用が高くなるので、基礎内に埋め込む事にしました。緊急時は、サンダーでカットすれば点検可能です。
階段部分については、タイルを貼る時にモルタルで成形するので、多少凸凹してても大丈夫みたいです。
タイル貼りとステップ
セメント、接着性を高めるhiメトロース、珪砂5号、水を混ぜてモルタルを作ったら、タイルを貼っていきます。
ステップに関しては、汚水マス部分の加工と、ライティング用の配線を通す為の加工を依頼。職人さんの技術に驚くばかりです。
デザインクリート
フロア部分については、デザインクリートを採用しました。
デザインクリート施工方法は、コンクリートを流し込み、平らに整地したら、コンクリートが乾く手前でリリースパウダーを全体に振りかけていきます。
その上に型枠(マット)を置いて、模様を付けていきます。
型押しが終わったら1日放置して、水洗いしていきます。ブラシで擦ると、陰影が出るので本物の石のような雰囲気になります。
最後に、トップコートを塗れば完成です。トップコートは数年おきに塗り替えが必要みたいで、放置するとトップコートの色が少しずつ落ちてしまうそうです。
ジョリパットα
ジョリパットアルファをブロック塀に塗っていきます。
下塗りをしたら、ジョリパットを塗っていきます。選んだカラーはスーパーブラック。
漆喰を塗った経験がありますが、ジョリパットはポロポロ落ちるので、少し難しく感じました。
真っ黒なブロック塀が完成!!
門扉
防犯性能を高めるべく、高さ2mの門扉を設置します。三協立山のユメッシュの門扉の柱や部品を流用し、エコモック(人工木)を横張りで張っていきます。
人工木であっても多少の隙間を作らないと、板が反ってくる事があります。プライバシー重視で、隙間は5mmにしました。
5mmの隙間だとこんな感じです。
電気工事
フローティング階段に、タカショーのフレキシブルLEDバー(ドットレス)を設置します。
夕方になったら自動点灯、決めた時間に消灯させるためにローボルトトランスも購入しました。
外部電源が有れば、誰でも簡単に設置可能な商品です。
ブロック塀に埋め込む照明は、オンリーワンのシンライトにしました。こちらは、100Vの商品なので、電気工事士の資格が必要になります。
アイアンテイストの素材なので、ジョリパットとの相性も抜群でした。
インターホンについては、1台のモニターで2台のドアホンを切り替えれるようにしました。玄関横のインターホンは家族専用、ブロック塀に埋め込んだインターホンは、訪問者用で使い分けが可能になりました。
安心応答機能付きなので、自動音声で対応出来るのは便利です。
植栽と物置設置
DIYで組立した物置をアンカーで固定し設置したのですが、汚水マスが目立つので、鉢植えを設置していきます。
南国風なエントランスに仕上がりました。
外構工事終了
高さ2mの門扉なので、プライバシーが確保され、その上に緑がある事で、見た目も柔らかい印象になりました。
夜の雰囲気も、なかなかいい感じに仕上がりました。門扉を開けると、フローティング階段が出迎えてくれます。
行き場に困っていたアウトドア用品も、物置に全て収納出来ました。
夜間にガレージに出入りする時や、宅配ボックスの荷物を取りに行く時も、足元が明るいので転ぶ事もないでしょう。
最後に
外構工事は、理想を追い求め過ぎてしまうと、金額も高くなるし、業者任せにしてしまうとイメージと違ったりする事もあるので要注意です。
総額で約170万円かかりましたが、安心して生活出来るようになったので良しとします。